賞金総額6億円超え 来季の米国女子ツアー新規大会にPIFが参入「女子ゴルフを世界規模で発展」
イチオシスト
米国女子ツアー(LPGA)は5日、来季の新規大会として「アラムコ選手権」の開催を発表した。来年4月2日から4日間の日程で、ネバダ州ラスベガスのシャドークリークGCが舞台となる。
同大会は欧州女子ツアー(LET)との共催で「サウジ・ゴルフ協会」をパートナーとする「PIFグローバルシリーズ」の一大会となり、賞金総額は400万ドル(約6億1600万円)で出場者数は120名が予定されている。
「シャドークリークで開催されるPIFグローバルシリーズの1戦となるアラムコ選手権は、まさに我々のツアーがクローバルスケジュールの構築で目指す方向を示している」と今年7月に第10代目のLPGAツアーCEOに就任したクレッグ・ケスラー会長はコメント。「大会開催のためにコース、賞金など必要なことをすべて兼ね揃ええている」と絶賛した。
LETは「サウジ・ゴルフ協会」と長らく協力体制を続けてきている。「PIF」はサウジアラビアの政府系ファンドで、男子のLIVゴルフを支援している。
「サウジ・ゴルフ協会、及びPIFとのコラボレーションは世界規模で女子ゴルフの発展を促進し、選手たちの戦う機会を上昇させるものだと認識している」とサウジアラビアの参入を歓迎した。
ケスラー会長は就任直後の8月、ロンドン郊外での「AIG女子オープン」(全英)を訪れたあと、LETとサウジ・ゴルフ協会と協議を開始。また9月の「ハンファ・インターナショナルクラウン」で韓国を訪れたあとにはサウジアラビアを訪問している。就任後にケスラー会長は「LPGAツアーの発展に寄与するためにはどんな相手とも話し合いをする」としていた。
シャドークリークGCでは、2021年に「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」がスタート。22、23年大会では古江彩佳が準優勝をかざった。24年からはタイトルスポンサーが「Tモバイル」となったが、25年で契約は終了し、来年は開催されない。(文・武川玲子=米国在住)
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