【解決策】Amazonの発送が遅い原因6つ!プライム会員でも遅延する理由と対処法
イチオシスト
「Amazonで注文したのになかなか発送されない」と感じたことはありませんか?

特にブラックフライデーなどの大型セール後や、物流が混み合う年末年始は、いつも通りに荷物が届かず不安になることも多いですよね。
有料の「プライム会員」なら、お急ぎ便や当日お急ぎ便が無料で利用でき、最短当日〜翌日には届くのが大きな魅力。しかし、特定の条件が重なると、プライム会員であっても数日以上待たされることがあります。

通常、「お急ぎ便」は510円もしくは550円、「当日お急ぎ便」は610円もしくは650円の配送料がかかりますが、プライム会員ならその送料が無料。最短で商品を受け取ることが可能です。
しかし、「プライム会員なのに発送から到着まで数日以上かかる」というパターンもあります。

たとえば筆者の場合、プライム会員ではありますが、ブラックフライデー開催時の12月1日に注文した商品の中でもっとも遅く配達されるものは12月24日でした。
この記事では、Amazonの発送が遅くなる主な原因6つと、その解決策を分かりやすく解説します。
Amazonの発送が遅い!プライム会員なのに到着が遅い理由は?
Amazonの発送が遅い理由は、主に以下の6つに分けられます。
【1】「できる限り商品をまとめて発送」のオプションを指定している
【2】FBA発送ではなく「自己発送」の商品を購入した
【3】海外発送の輸入品を購入した
【4】セール期間や年末年始は発送が遅れがち
【5】実は支払いが完了していなかった
【6】配達先に指定した住所が違っている
それぞれの理由と対処法について、詳しく見ていきましょう。
【1】「できる限り商品をまとめて発送」のオプションを指定している
Amazonで複数の商品を注文するとき、発送方法の選択画面で「できる限り商品をまとめて発送」のオプションがあります。

このオプションを利用すると、入荷のタイミングが異なる商品を一緒に配送してくれるため、無駄な段ボールを出さずに済みますが、入荷待ちの商品に合わせての発送となるので、本来ならば早く届く商品も遅れてしまいます。
【2】FBA発送ではなく「自己発送」の商品を購入した
Amazonでは、Amazon以外の販売業者が商品を販売する「Amazonマーケットプレイス」というシステムがあります。
このマーケットプレイスで販売されている製品の中でも、配送をAmazonに任せることを「FBA発送」、出品者が自ら発送を行うことを「自己発送」と呼びます。

【左】FBA発送の場合、出荷元は「Amazon」。Amazonプライム配送特典を利用できるため、配送が早くなります【右】自己発送の場合は、出荷元がマーケットプレイスの出品者。その出品者が発送を行うため、特典の利用は不可。配送が遅くなる場合が多いといえます。
つまりスピーディーな発送が行われやすいのは、あくまで「FBA発送」です。自己発送の場合は出品者によって配送スピードはまちまちです。
【3】海外発送の輸入品を購入した
マーケットプレイスの商品の中には、発送元が中国などの海外であるケースもあります。
たとえば雑貨などのアイテムでは、海外で製造された品をAmazon.co.jpに登録し、購入者に海外から直送するスタイルで販売するマーケットプレイスの出品者もしばしば存在します。
当然ながら国内発送商品と比べて到着が遅くなるので、購入したものをすぐに受け取りたい場合は注意が必要です。
【4】セール期間や年末年始は発送が遅れがち
Amazonでは、年に数回、「プライムデー」などのプライム会員限定のセールが行われます。数十万点もの商品が大幅に値下げされるので、この機会に買いだめをするプライム会員も少なくありません。

しかし、セール時は注文が殺到することで発送が遅れがち。冒頭でもご紹介しましたが、筆者の場合はブラックフライデーの影響で、通常は翌日に届くような商品が到着までに20日以上掛かっています。
なお「プライムデー」などの影響で発送が遅れる場合、その影響は購入者だけでなくFBA発送を選択しているマーケットプレイスの出品者にも及んでいます。
AmazonマーケットプレイスのFBA発送では、出荷が行われない限り出品者への入金もありません。そしてプライムデー中はFBA発送全体が遅れるため、注文のキャンセル率も増大します。
セールにもかかわらず思ったように売上を立てることができず、キャンセルも多く、なおかつ入金も遅くなりがちという点で「出品者にとっても配送遅れは深刻な問題となっている」という状況が生まれているようです。
【5】実は支払いが完了していなかった
Amazonはクレジットカード支払いのほか、PayPay払いやコンビニ払いを選ぶことができます。

たとえばPayPay払いにしたのにPayPayの残高が足りなかった、コンビニ払いにしたのに支払いに行けていないといった場合は必然的にAmazonの発送も遅くなります。
【6】配達先に指定した住所が違っている
Amazonでは配達先住所を複数登録することができます。たとえば自宅に送りたかったのに間違えて配達先を実家にしてしまった、といった自分のミスでAmazonの荷物が自分の家に届いていない可能性はあります。
Amazonからの発送が遅い理由は「注文」「配送先」に問題があるケースも
注文や配送先に関する問題も、Amazonの発送が遅い原因になる場合があります。以下に、注文や配送先に関する問題とその対処法を紹介します。
【コンビニ支払いなど】支払いが完了していない
コンビニ払いの場合、払い込みが終わって初めて商品が発送されます。

支払いが早ければ、その分早く発送されます。なお、注文時に明記される期日までに支払いができていない場合は、注文がキャンセルされることも。そのため、コンビニ払いの場合は必ず支払いが完了しているか確認しましょう。
【住所の不備など】配送先の住所が正しくない
配送先の住所が正しくない場合は、商品の発送が遅れるだけでなく、商品が届かない場合もあります。たとえば引っ越し後に新しい住所を登録するのを忘れていた場合などです。引っ越し後はすぐに新しい住所を登録し、前の住所は削除しましょう。
【不在票など】不在票や置き配を見落としている
商品が発送された後も、配送先に不在だった場合や、配達時間帯に合わなかった場合などは、商品が届かない場合があります。この場合、ポストに不在票が入っているはず。ポストを確認するか、注文履歴から一度配達状況を確認しましょう。

また、置き配で玄関先に配達されているという場合もあります。注文履歴の配送状況を確認することをおすすめします。
Amazonの発送~到着までの期間をできるだけ短縮するには?
Amazonの発送が遅い理由とその対処法を紹介しましたが、そもそも「発送が遅いというトラブルをできるだけ避ける」には、どうすべきでしょうか。ここでは、Amazonの発送~到着までの期間をできるだけ短縮する方法を紹介します。
【前提】Amazonプライム会員になり「お急ぎ便」を利用する
到着までの期間をできるだけ短縮するには、まず、Amazonプライム会員になることがおすすめ。Amazonプライム会員になると、送料無料やお急ぎ便、当日お急ぎ便などの特典が受けられます。これらのサービスを利用すれば、発送~到着までの期間を大幅に短縮できるでしょう。
【1】「できる限り商品をまとめて発送」にはしない
「できる限り商品をまとめて発送」のオプションは、梱包資材を減らせるメリットがありますが、発送が遅くなるデメリットもあります。到着をできるだけ短縮するには、このオプションにはしないことがおすすめです。
【2】FBA発送の商品を購入する
マーケットプレイスの商品の場合、自己発送の商品よりもFBA発送の商品の方が発送が早い傾向にあります。また、プライム会員の場合はお急ぎ便無料特典が利用できるので、よりおすすめです。
【3】プライムデーなどセール期間を避ける
先述した通り、プライムデーなどのセール期間では注文が殺到するため、発送が遅くなります。商品の到着を待ちたくない場合はセール期間を避けましょう。
【発送があまりに遅い場合】Amazonへの問い合わせ方法
発送予定日を過ぎても発送されない場合などは、カスタマーサービスに問い合わせることをおすすめします。手順は以下の通り。

【1】①「アカウント&リスト」をクリックします。

【2】②「カスタマーサービスに連絡」を選びます。

【3】注文履歴の一覧が表示されるので、問い合わせたい商品をクリックします。

【4】③「注文内容の確認、変更、キャンセル」をクリックします。

【5】④「カスタマーサービスへ連絡」をクリック。

【6】電話かチャット、好きな方から問い合わせを行います。
【発送があまりに遅い場合】他のECサイトで購入してAmazonの注文をキャンセルするのも一つの手
発送があまりに遅い場合、他のECサイトで購入するのもひとつの手。Amazonでは商品が発送されていなければ注文を取り消すことができます。他のECサイトでスムーズに購入できることが分かった段階で、Amazonをキャンセルしましょう。
余談ですが、Amazonの発送があまりに遅すぎる際、実際に筆者が利用した経験があるのは「ヨドバシドットコム」。
2020年の大晦日の深夜に「大変だ、ペットの餌が切れてしまいそう!」と気付いた際、近所のお店は大晦日~お正月の休業。Amazonでとりあえず餌を注文したものの、年末年始ということもあってか到着に3日程度かかりそうな見込み。
そこで頼ったのがヨドバシドットコムでした。

ヨドバシでは大晦日深夜の注文にもかかわらず、注文後すぐに在庫が確保され、注文から2時間後には配送会社に引き渡し。1月1日の正午までには自宅に餌が到達しました。
もちろん計画的な買い物が何より一番ですが、「すぐに商品が必要」「Amazonのお急ぎ便でも遅い!」という際はヨドバシドットコムを検討してみるのも一案でしょう。
上のシチュエーションではAmazonよりも圧倒的に到着が早く、ヨドバシの配送スピードと品質の高さに驚いた次第です。
まとめ
Amazonの使用頻度が高く、急ぎで商品を届けてほしいという人は、Amazonプライム会員になることをおすすめします。会員になると、Amazonから発送される通常配送料が無料になるだけでなく、お急ぎ便も無料のため、非常にお得にAmazonでのショッピングが利用できるようになります。
プライム会員でない人も急ぎの商品を注文する場合には「発送元はどこか」「支払い方法がコンビニ支払いになっていないか?」など都度確認するようにしましょう。
また本当に大急ぎで商品が必要という場合は、Amazon以外のECサイトの方が配送が早いこともあるので他社ECもチェックしてみましょう。
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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