PC買い替え、迷ったら中古? 新品より“コスパ優先”の時代に突入
イチオシスト
スマートフォンが普及している現代社会においても、パソコンは欠かせない存在だ。しかし、円安や物価上昇の影響で電子機器の価格が上がるなか、パソコンの買い替えも簡単ではないのが現状だ。そこで今回、株式会社NEXERと中古パソコンショップ「アルパカPC」は、事前調査で「個人所有のパソコンを使用している」と回答した全国の男女500名を対象に、共同でアンケートを実施した。その調査結果を見ていこう。

パソコンの使用年数、5年未満が6割超に

今回の調査結果から、現在持っているパソコンの使用年数について回答を見てみると、「3~5年未満」が25.6%と最も多く、5年未満の回答はトータルで6割を超える結果となった。一方で「10年以上」使用していると回答した人も16.8%に上った。

パソコンの買い替えを検討するきっかけについて見てみると、「故障」「動作が遅くなった」が半数を超えていると明らかになった。具体的な理由としては、「バッテリーの持ちが悪くなった」「動作が不安定になった」「修理が高額になる場合」といった回答が多く、パソコンの不調がキッカケになっているケースが多いと言える。
買い替えで重視するのはコスパの良さ?

パソコンの買い替え時に重視するポイントを見てみると、「価格・コスパ」という回答が82.8%を占め、圧倒的1位と判明。次いで「スペック」が60.8%、「ストレージ容量」が43.2%と続く結果となった。スペックよりもコスパが重視されていることから、パソコンの価格上昇が消費者にとって大きな負担になっていると分かる。具体的に重視するポイントを伺ったところ、「性能と価格のバランス」「スペックが使用目的に対して十分か」「価格が安く容量が多くて、OSを更新しやすい商品」といった回答が集まり、コスパ重視ではあるものの、スペックもあわせて良いものが欲しいという傾向にあることが分かった。

パソコンの買い替えで不安なことについても尋ねたところ、「予算内で良いパソコンが見つかるか」が62%で最も気にされていることが判明。「データ移行」や「スペックの選択」についても少なくない回答が集まった。不安の内容としては「買える値段で長く使えるのか」「データ移行が完了するまでは安心できない」など、価格だけで選ぶわけにはいかないという意識や、データ移行が正しく行えるかといった不安も明らかになった。
今の時代は、中古でも初期設定済みで届いてすぐ使えるパソコンや、バックアップ・データ移行ソフトを選べるモデル、保証期間後の修理にも対応する専門店などが増えているため、新品以外にも視野を広げて検討してみるのも一つの方法だ。
出典:【アルパカPC】
※サムネイル画像(「アルパカPC」より引用)
記事提供元:スマホライフPLUS
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