Apple公式vs買取専門店!iPhone/iPad売却先を分ける“安心”と“高額”の二極化
イチオシスト
昨今、スマホの買い替えサイクルが短くなるにつれ、下取りサービスの利用が広く浸透している。NEXERとダイワンテレコムが実施した調査によると、iPhoneやiPadを売却した経験のあるユーザーは、「信頼性」や「即金性」といったニーズによって下取り先の選び方が異なることが明らかになった。今回はその実態について見ていこう。

Apple公式とキャリア下取りに見る“安心”と“お得”の二極化

NEXERはダイワンテレコムと共同で、「iPhoneやiPadを売った経験がある」と回答した全国の男女118人を対象に、「iPhone/iPadの下取り」に関する意識調査を実施した。まずApple公式サイトの下取りサービス利用経験について尋ねたところ、約4割が「ある」と回答。理由には「機種変更を安くできる」「iCloudにデータを保存しており、その場で下取りに出せた」「確実でわかりやすい」といった声も多く、Appleブランドへの信頼感とスムーズな手続きが利用を後押ししている様子がうかがえる。
一方、携帯キャリアの下取りサービスについても約半数が「利用したことがある」と回答。主な理由は「ポイント還元」「購入代金の割引」など、コストメリットに関するものが中心だった。特にキャンペーン時の高還元率が決め手となるケースが多く、ユーザーは安心を重視する層とお得さを重視する層に二分される傾向が見られた。
利用者が下取りに求める価値観が一様ではなく、「信頼性」や「利便性」、そして「経済的メリット」といった複数の軸で意思決定していることが浮かび上がった。
買取専門店に高まる支持 即金性と高額査定が鍵に

では、買取専門店の利用実態はどうだろうか。調査によると、49.2%とほぼ半数が「買取店を利用したことがある」と回答。その理由として「すぐに買い取ってくれる」「即日現金を受け取れて便利」「下取りより高く売れる」といった意見が目立った。手間をかけずにすぐ現金化できるスピード感が支持を集めている。

さらに「今後利用したい下取り方法」を尋ねた結果では、45.8%が「買取専門店」と回答。理由は「一番高く売れそう」「現金がほしい」「キャリアや公式より高額買取が期待できる」など、経済的な満足度を重視する傾向が顕著だった。一方で、「携帯キャリアの下取りサービス」を選ぶ層は手続きの簡便さを評価し、「Apple公式」を支持する層はセキュリティ面の安心を重視する声が挙がるなど、下取り市場が「信頼・安心」と「高額・即金」の二極化に進んでいるといえそうだ。
消費者の選択肢が広がるなか、各サービスがどの価値を打ち出すかが、今後の利用動向を左右しそうだ。
※サムネイル画像(Image:WML Image / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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