4割が外出時にモバイルバッテリーを持ち歩く一方、安全意識は“驚くほど低い”結果に
イチオシスト
外出先での充電切れを防ぐため、モバイルバッテリーを持ち歩く人も多いのではないでしょうか。実際に、どのくらいの人が持ち歩いているのか、またその台数はどの程度なのか気になるところです。そこで今回は、「モバイルバッテリーに関する調査(2025年)」をご紹介します。

5割以上がモバイルバッテリーを所有! 外出時に持ち歩く人は35.8%

株式会社クロス・マーケティングは、全国20~69歳の男女1100人を対象に『モバイルバッテリーに関する調査(2025年)』を実施しました。
まずはじめに「モバイルバッテリーを持ち歩くか?」と質問すると、「外出する際は常に持ち歩いている」という人は全体で15.3%でした。特に20代は20.5%と高い割合を占めています。「特別な外出の際だけ持ち歩いている」という人も20.5%で、外出時に「持ち歩く」人は合わせて35.8%に及びました。
また、持ち歩く人に加えて「モバイルバッテリーは所有しているが、ほとんど持ち歩くことはない(17.1%)」という人も合わせると、52.8%がモバイルバッテリーを所有していることが明らかに。
多くの人にとってモバイルバッテリーは必需品になっているようです。

続いて、「モバイルバッテリーの所有台数」を調査すると、「1台」が58.3%、「2台以上」が41.7%という結果になりました。また「外出時に持ち歩く台数」は、「1台」が85.0%で、「2台以上」は少数派(15.0%)となっています。
外出中に大量の電力を消費するような使い方をしない限り、モバイルバッテリーは1台で十分と考えられます。
安全性に関する意識は低いことが明らかに

「モバイルバッテリーの安全性に関する意識」を調査すると、モバイルバッテリーの発火や膨張に関するニュースを目にしても、「特に何も気にしていない」が36.4%、「安全性については気になるが、特に使い方や製品を変えてはいない」が23.1%で、安全性の意識に低さが現れる結果となりました。
一方で、安全性を意識している人は少ないものの、「信頼できるメーカーの製品を選ぶ」「高温になる場所に放置しない」「以前から安全には気をつけていたので、特に変化はない」「強い衝撃を与えたり、圧力をかけたりしないように気をつける」などの声も聞かれました。

次に「正しい処分方法の認知」を調査すると、年代が低いほどモバイルバッテリーの処分方法を知らない人が多く、「確実に知っている」との回答は全体で11.8%と低い結果に。中でも20代は7割近くが「知らない」と回答しています。
また、「聞いたことがある処分の仕方」を尋ねると、「自治体の指定する回収拠点に持ち込む」が27.9%、「家電量販店に設置された回収ボックスに入れる」が26.4%で高い割合を占めました。一方、「いずれも聞いたことはない」との回答は、20代では5割を超え、若い年代ほど自治体が指定する適切な処分の仕方を知らない人が多くなっています。
モバイルバッテリーは外出先で充電切れを防ぐために欠かせないものですが、安全性を意識して使用しなければ、危険が及ぶ可能性があります。加えて、正しく処分しないことも、危険が及ぶ要因となるでしょう。モバイルバッテリーを使用している人は、改めて安全性や処分方法にも意識を向けることが重要です。
出典:【株式会社クロス・マーケティング】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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