アカムツ釣りで本命続々!【富山・大将軍丸】誘いやハリスの長さ調整でアタリ引き出す

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大将軍丸でアカムツ釣り ここ大将軍丸さんではアカムツを初め、太刀魚など色々な魚種が狙えます。船長さんと相談して釣行などを決めてもよいと思います。強面の船長さんですが、とても気持ちが良い方で、常に釣らせ …
イチオシスト
今回、富山市にある釣り船、大将軍丸さんにお邪魔します。今年のアカムツは日によりバラつきがありますが、数はもちろん、時にはキロオーバーも出る為、多くのアングラーさんが、ここ富山湾に訪れています。この日は、筆者はジギング、Zさんはエサ釣りで挑戦。前半があまり良くありませんでしたが、中盤〜後半にかけてアタリが出始め、爆釣を楽しむ事が出来たのです。その時の様子をお伝えしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荒木清)


大将軍丸でアカムツ釣り
ここ大将軍丸さんではアカムツを初め、太刀魚など色々な魚種が狙えます。船長さんと相談して釣行などを決めてもよいと思います。強面の船長さんですが、とても気持ちが良い方で、常に釣らせよう精神が強いです(笑)。
アドバイスなどもくれる船長さんなので、気軽に聞いても良いと思います。時々出てくる会話なども面白いので、会話を楽しみで行くとよいかも!?(笑)。
当日の様子
4時に岩瀬に着き一休み。5時半出船の為、4時半に船着き場に移動します。すると堤防で竿を振るお方に会い会話をします。聞くところによると、アオリイカを狙いに来ている模様。年々数が少なくなっているとの事です。
北風が少し吹いてますが、船が出る時には落ち着きました。船が港を出て15分でポイントに到着します。潮は中潮、上げ11:28分。下げ6:24分なので、潮止まりに向け、下げ潮で釣りを開始します。
タックルとルアー
エサ用タックルはタイラバ用ロッド、エンゲツBBにシーボーグ200j、PEライン1号を300m、ジギングタックルはロッドGOTLRE・POLLUX602MLCにオシアジガー1501HG、PEラインは0.8号を使用します。
このロッドはコスパが良く、竿の柔軟性も兼ね備えながらも、バットの張もある為、スロージギング入門する方にはもちろん、経験者の方でも使い勝手の良いロッドです。
使用タックル(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
ルアー
ジギングで使うルアーは、自分の大好きなBREEDさんのオッターテイルワイド130gから開始します。潮や魚の反応をみて、ボッコーネやオッターテイル鉛などを使います。
ここで少しジグのお話をさせて頂きます。オッターテイルワイドは名前の通り膨らみがあり、コンパクトなジグです。ホタルイカパターンなどで使えると考えます。フォールでのアピールはもちろん、巻きでも使えます。
オッターテイルワイド(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
次に、ボッコーネですが、このジグもコンパクト設計な為、ホタルイカや小魚、小さい物を捕食している時などに有効で、センターバランス寄り、あまりアクションをさせないフォールなどでも使えます。もちろん、ワンピッチや巻きでも使えるパイロットジグとして使うのもありです。
ボッコーネ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
続いてはオッターテイル鉛、このジグは沈下速度が速く、尚且つ潮が早い時にも強い。落ちていく様はまさに魚がパニックを起こし、攻撃を受けた後の、魚が落ちていく様な三日月フォール。ロングフォールや激しいピッチなどでも使えます。
青物に特化したジグですが、使い方によりアカムツも釣れちゃいます。落とす際に軽くスラッグ(糸ふけ)をほんの少し出し、ゆっくりリフト(上げ)するだけです。エサは冷凍ホタルイカを使用。
オッターテイル鉛(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
釣行開始
辺りはまだ暗いですが、6:00に釣りスタート。ですが、アタリが無く船長さんはアカムツを探してコンスタントに移動します。
ジグを動かしすぎない!
一般的にアカムツは激しいシャクリは×であまりジグを動かさない(飛ばさない)方が良いとされています。この時もセオリー通りにゆっくりとしたリフトに加え、フォールは張るか張らないか位のペースで、四分の1や六分の1、時には八分の1で狙います。
底から1m、上げても2〜3m位との事、アカムツは活性が高く少し浮く傾向がある為です。
ジグで誘っている様子(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
ジギングにアカムツがヒット!
船中ヒットがない中、筆者に何かが掛かります(笑)。ジグと操作方法を変えてすぐの事です。やり方としては、フォール時にほんの少しのスラッグを出し落とす事。こうする事により、ジグの動きが一瞬イレギュラーになり、リアクションバイトを狙えると考えたからです。
上がって来るのは良いのですが全く動かない……反応がないのです(笑)。船長さんに、ヒットしたら声をかけてと言われましたが、アカムツではないと思い声を掛けず、一応慎重に巻いて来ると上の方で急に【バタバタッ】と暴れ始めます。
もしかして?と上げてくるとビックリ!なんとアカムツです。ヒットしたら声を掛けてと船長さんに言われていたのに、自信が無く言わなかった自分。船長さんに、冗談半分で怒られた次第です(笑)。
アカムツをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
エサ釣りにもヒット
ここで、エサ釣のZさんや常連さんもヒットが続きます。やり方を聞くと、ゆっくり竿を上げステイ、その後ゆっくりと竿を下げステイしていると、アタリが出るとの事です。
エサ釣りでもアカムツヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
ジギングで2匹目のアカムツ
エサ釣りが好調の中、ジグでもヒットします。アタリが無くて、船が少し動き始めるとすぐに、アタリがでる。本当に釣りは面白いです。やり方は、先ほどと同じでリフトでヒットします。
アカムツ追加(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
テンションフォールにコツがあり
テンションフォールとは名の通り、糸のテンションを張り、ジグの重さ、手で調節をしながらジグを落としていくやりかたです。ラインが真下に出ている為。ジグはほぼ。縦に動いていると思われます。
このやり方でも釣れている動画を目にしますが、この日はそのやり方で反応がないので、あえてほんの少し、スラッグ(糸ふけ)を出し、ジグをほんの少し動かしてやると、この日はアカムツの反応が良いように思います。ジグのほんの少しの動きで変わる釣果ですが、難しいからこそ面白いとも言えます。
食いが浅いアカムツに苦戦
エサ釣りのZさんや同船のお客さんがここで食いの浅いアカムツに苦戦します。いいアタリ、少し待つ、でも食わない。「えぇ~待ったのに~!」と船のあちらこちらで(笑)。それを目撃した船長さんも苦笑いでした。
食いが浅く苦戦(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
Zさんにアカムツ連発
中盤になり、Zさんにアカムツスイッチが(笑)。何かに取りつかれたようにアカムツからのアタリが続きます。中には逃した個体もありますが、2連、3連と数を稼ぎます。
聞くと仕掛け【ハリスの長さ-5cm】を変えた途端にヒットが続くようになったとか!エサ釣りもほんの少し手を加える事で、ガラリと変わる日もあるから面白いです。
アカムツが連続ヒット(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
常連さんも連発
Zさんに続き、トモの常連さんも連続ヒットが続きます。この方はこの日の9匹。トップ【船頭】さんで、以前、富山のアカムツ船でお会いしたことがあり、覚えてくださっていて、本当にうれしかったです。大型アマダイおめでとうございます。
ゲストにアマダイも釣れる(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
ヒットするも連続バラし
フォールの動きを再度変えようと思い、ボッコーネからオッターテイル鉛に変えて連続ヒットするのですが、何故かバレます(笑)。針先の刺さり、曲がり、長さなどを調節しますがダメです。
試行錯誤を重ねる(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
こうなると追及したくなるのが釣りバカです(笑)。釣りに完璧などないと思う自分ですが、固定概念を振り払い、船長さんやお客さんなどと話し、日々勉強……それが一番楽しいです。
Zさん大健闘の爆釣(提供:TSURINEWSライター・荒木清)
バレも多かったZさんですが、何とか試行錯誤で仕掛けの長さ、間の取り方、ボールのカラーなど悩みに悩んで爆釣。船長さんが気を使ってくださり、ルアーも一緒にと、自分の使っていたジグをさりげなくパシャリ(笑)。
<荒木清/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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