VTuberヘアピンまみれ、初の著書『心にいつも冒険心。』で創造の源泉を解剖

ものづくり系VTuberの「ヘアピンまみれ」（登録者数24万人）が、11月20日に初の著書『心にいつも冒険心。』をKADOKAWAから発売しました。YouTubeで「勘で楽器を作る」「雑草から紙を作る」「セミを“アレ”する」といった常識破りな企画で知られる彼女の、その圧倒的な発想力と制作の熱量が詰まった一冊です。

▲表紙には彼女のトレードマークであるヘアピンをたくさんつけたキャラクターが描かれています。

VTuberヘアピンまみれが明かす、奇想天外な発想のルーツ

本書『心にいつも冒険心。』では、VTuberヘアピンまみれになる前の話や、YouTube動画の裏側、そしてここでしか読めない未公開エピソードが多数収録されています。彼女の代名詞ともいえる「ものづくり」への探求心がどこから来るのか、その疑問に対するヒントが明らかにされています。

試し読みページでは、小学生の頃から映画の「特殊撮影」に魅せられ、「どうやって作っているのか知りたい」という純粋な好奇心からものづくりに没頭していく様子が描かれています。この幼少期の経験が、現在のYouTubeでの活動へと繋がっていることが伺えます。

*▲小学生の頃から「エイリアン」などの特撮映画に魅せられ、その「気持ち悪いもの」を自分で作るようになったというエピソードは、現在の活動の原点そのものと考えられます。

また、『映像研には手を出すな！』の著者である芸能人、大童澄瞳氏からの推薦コメントも寄せられています。大童氏は、「私と似た様なヤツがいるとすればヘアピンまみれ氏かもしれない。するってえと、もしかしたら『ヘアピンまみれ』の視聴者ってヘアピンまみれみたいな人達なのかもしれない。全員。この本の読者は全員、普段からセミを食べているのか……？」とコメントしており、ヘアピンまみれの独特な世界観が表現されています。

幼少期のアーカイブから紐解く創造の軌跡

本書の魅力は、文章のみならず、豊富なビジュアル資料にもあります。ヘアピンまみれのキャラクターデザインの変遷や、幼少期の貴重な作品まで、様々なアーカイブが収録されています。

• CHARACTER SETTING ヘアピンまみれのキャラクター仕様書：キャラクターがどのように生まれ、変化してきたのかが分かります。
• ILLUSTRATION GALLERY いろんなヘアピンまみれ集めました！：様々な表情やシチュエーションのヘアピンまみれのイラストが収録されています。
• THUMBNAIL GALLERY サムネイルいろいろ：動画の顔ともいえるサムネイルの制作秘話やアイデアの源泉が垣間見えます。
• ARCHIVES OF PRE-HAIRPIN MAMIRE ヘアピンまみれになる前の制作物：4歳、5歳、6歳の頃の絵が残されており、粘菌の絵やオリジナルのトランスフォーマーのような絵など、子供の頃からそのユニークな感性が光っていたことが伺えます。

▲粘菌の絵や、オリジナルのトランスフォーマーらしき絵、そして金魚や2進数の絵まで。子供の頃からすでに才能の片鱗が見えます。

▲キャラクター設定の初期段階が公開されるのもファンには嬉しい情報です。

▲ヘアピンまみれの様々なイラストが収録されているようです。

*▲動画のインパクトを左右するサムネイル制作の裏側も明かされるでしょう。

これらのアーカイブからは、彼女の「ものづくり」に対する情熱と変遷を深く知ることができます。

書籍概要

価格は1,760円（税込）で224ページです。YouTube動画だけでは知り得ないVTuberヘアピンまみれの創造のルーツ、哲学、そしてその人間性に深く触れることができます。

「勘で楽器を作ったり、雑草でジャムを作ったり、手縫いでぬい（ぬいぐるみ）を作ったり、いろいろなことをしている」というヘアピンまみれ。彼女の活動からは、既成概念に囚われず、自らの心の声に従って行動することの重要性が伝わってきます。

本書『心にいつも冒険心。』は、そんな彼女の生き様を凝縮した一冊です。