言葉の壁こえて読み継がれる世界の名作絵本を紹介 豊橋で「司文庫展」開催
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子どものころに読んだ絵本の世界はインターナショナル。当時は原作者の国など意識せずに翻訳されたものを楽しんでいたけれど、大人になってから改めて振り返ると、かなりあちこちの文化に触れている。愛知県の豊橋
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子どものころに読んだ絵本の世界はインターナショナル。当時は原作者の国など意識せずに翻訳されたものを楽しんでいたけれど、大人になってから改めて振り返ると、かなりあちこちの文化に触れている。愛知県の豊橋市中央図書館では11月30日(日)まで、世界の名作絵本をテーマにした司文庫(つかさぶんこ)展を開催している。かつて読んだ絵本の原書に出合えるかもしれない。
司文庫は、地元出身で丸善相談役の司忠さんの寄付を受けて1974年に開設。長年収集した貴重な図書の寄贈や、遺族の寄付で市が設置した「司文庫基金」による新しい本の購入などで、現在3万5000冊以上の蔵書を誇る。国際社会へ目を向けた洋書文庫であることが特徴。世界でも希少な本や古典、美術書、図鑑、教科書、絵本に至るまで幅広く収集しており、ペリー提督の『日本遠征記』やシーボルトの『Nippon』、シルクロード関係の探検記など、今では手に入らない貴重な本も含まれている。
絵本は、世界48カ国から9500冊以上が集められている。今回の司文庫展では、1942年にアメリカで出版され、日本でも長く愛されている名作『ちいさいおうち』をはじめ、世代を超えて愛される絵本を紹介。さらに、エリック・カール作『はらぺこあおむし』など、多くの言語に翻訳され世界中で読まれている作品や、国際アンデルセン賞、コールデコット賞を受賞した作品も展示される。
入場無料。休館日は毎週月曜日と第4金曜日。祝日は開館し、翌日休館。開館時間は9時30分~19時(土日・祝日は17時まで)。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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