実況者KUN、被害を受けた乃木坂46のContent ID誤登録騒動について語る
10月20日、ゲーム実況者の「KUN」(登録者数166万人)がYouTubeチャンネルを更新し、アイドルグループ「乃木坂46」(同172万人)のContent ID誤登録騒動について語りました。
乃木坂のContent ID誤登録騒動
今月18日、公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」(同123万人)での動画公開時の設定ミスにより、一部の動画配信者に影響を与えるトラブルが発生したとして乃木坂46が謝罪しました。
公式サイトでの説明によると、9月19日に投稿した「【マリオパーティ】同期4人でマリパ遊んでみた!【乃木坂ゲーム実況】【Nintendo Switch 2】」の動画において、公開作業時のスタッフの操作のミスにより、Content ID(YouTubeの自動コンテンツ識別システム)が有効になっていたとのこと。
「Content ID」のシステムでは、著作権保有者はYouTube上に自身の作品と一致する動画があった場合に、
・閲覧できないよう動画全体をブロックする
・動画に広告を掲載して動画を収益化し、場合によってはアップロードしたユーザーと収益を分配する
・その動画の再生に関する統計情報を追跡するYouTubeヘルプ「Content IDの仕組み」
などの措置を取ることができるようになっています。
似たような事案は過去にも起きており、2023年には、TBSの宇内梨沙アナウンサーが『SEKIRO』配信後にスタッフが誤ってContent IDを有効に設定。世界中『SEKIRO』配信者に対して申し立てがおこなわれる事態となりました。
2020年にはサンドウィッチマン・伊達みきおが天丼を食べる動画でContent IDが有効になっており、同じ著作権フリーのBGMを使用していた料理系YouTuber「トミック」(同215万人)の動画が公開停止に追い込まれました。
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乃木坂の謝罪に“勝利宣言”するユーザーに「お前は勝ってねぇよ」とツッコミ
この騒動では、KUNが主催する実況者グループ「ニート部」(同67万人)の配信に対しても著作権侵害の申し立てがあり、一時的に動画の収益化を停止される事態となっていました。
KUNは10月16日の動画でこの問題を取り上げており、これをきっかけに一部の視聴者が乃木坂46へ苦情を寄せていたそうです。そのためKUNが動画で取り上げたこと事態を問題視する声も上がったそうで、KUNはこれに対し「どこを直せばよかったの?」と戸惑いながらコメントします。収益が一時的に停止されたことについては、その後に公開した一連の動画で「配信収益分くらいは回収したからまあ良かったのかな」と述べます。
その後、乃木坂46の視聴者のことを「皆すげえいい人ばっかなんだな」「ちゃんとした人が多いんだな」と称賛するKUN。“突撃”した自分の視聴者のことを叩くコメントがほとんどみられなかったことから、「乃木坂ファンの年齢が高かったりするからなのかね」「界隈の自治がされているのかね」と推測します。
そして、乃木坂の謝罪ポストを引用する形で「謝罪したぞ!」「勝利だ!」などと投稿しているユーザーを見てKUNは「もうダメだ」「こいつ本当に終わってる」と頭を抱えたのだそう。「お前は勝ってねぇよ、少なくとも」「視聴者が勝利はおかしいだろ」とこぼします。
以前のKUNならば「こんなに大事になったらあと10本ぐらい動画あげてる」そうですが、今回は「これ(この動画)で終わりにする予定」とのこと。「やっぱKUN変わったわ」と自慢げにコメントします。また、一部のネットニュースで自分のチャンネル名が紹介されないことについては「多分反社と思われてるのかな」と冗談を飛ばしました。
この騒動では、人気楽曲を手掛けているボカロPがContent IDにまつわる同様の被害を訴える事態に発展しています。KUNはこれに触れると、「こんな騒ぎにする予定じゃなかったのに」ともこぼしています。
コメント欄には「kunが悪いは頭おかしすぎて草」「わけがわからないやつがキレだすんだな世の中怖いな」「KUNキッズの坂道オタクだけど、さすがにこれに関しては坂道の運営が放置したのが悪いやろ…」といった声が寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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