片岡尚之“替えられない”パターが難設定で活躍 「ラクしたい」7Wを今季追加【勝者のギア】
<日本オープン 最終日◇19日◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7238ヤード・パー70>
ゴルファー日本一決定戦の最終日は、27歳の片岡尚之がプレーオフ1ホール目で原敏之を下し、4年ぶりのツアー2勝目をメジャータイトルで飾った。優勝した片岡は賞金4200万円に加えて、来季の「マスターズ」「全英オープン」の出場権を獲得した。
ゴルファー日本一決定戦の最終日は、27歳の片岡尚之がプレーオフ1ホール目で原敏之を下し、4年ぶりのツアー2勝目をメジャータイトルで飾った。優勝した片岡は賞金4200万円に加えて、来季の「マスターズ」「全英オープン」の出場権を獲得した。
スリクソン契約の片岡は、パッティングの冴えを優勝の鍵と振り返る。「4日間、パッティングが入りました。日本オープンは厳しいパーパットが何回も訪れるんですけど、それがほぼほぼ入ってくれました」と笑顔。
愛用のパターは大学時代から握る『ホワイトホット 2ボールブレード』。「構えやすさ、振りやすさ、すべてがフィットしています。初代ホワイトホットのインサートの打感が好きで替えられないんです」と信頼を寄せる。このパターが最終日のクラッチパフォーマンスを支えた。
アイアンは3モデルのコンボ仕様で4、5番は『ZXi5』でやさしさを重視し、6、7番は『ZXi7』でバランスを、8番からPWは『ZフォージドⅡ』で操作性を追求。「上の番手はミスをカバーしてくれる。8番以下はマッスルバックでピンを狙う精度が出ます」と語る。この戦略が、厳しいコースでの安定感を高めた。
今季の新兵器は7W(ZXi:21°)だ。「上がりやすいしミスにも強い。ラクしたいからです」と加えた理由を話す片岡。2月から投入したこのクラブは、セカンドショットの信頼性を高め、特にパー5でのバーディチャンスを量産していた。
【片岡尚之の優勝ギア】
1W:スリクソン ZXi LS(9.0°Diamana WS 60X 45.25㌅)
3,5W:スリクソン ZX Mk II(15,18°Diamana GT70X)
7W:スリクソン ZXi(21°Diamana GT80X)
4,5:スリクソン ZXi5(N.S.PRO MODUS³プロトタイプ)
6,7I:スリクソン ZXi7(N.S.PRO MODUS³プロトタイプ)
8I~PW:スリクソン Z-FORGED II( 〃 )
52, 58°:クリーブランド RTZ TOUR RACK(DG TI EX)
PT:オデッセイ WHITE HOT 2-BALL BLADE
BALL:スリクソン Z-STAR XV
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
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