吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【完デコのリベンジin片倉ダム#3】
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立ち木の近くを狙う 秋風が吹いた晴天の9月24日(水)、黒滝島表の立ち木群先端(滝側)に10ft艇で着舟した吉田。作戦としては以下のとおりだった。 (1)なるべく短い竿で水中立ち木の近くを狙う。 (2 …
テーマは「完デコのリベンジin片倉ダム」。モジリが多く見られた水中立ち木近くに陣取った吉田。事前のプランニングもバッチリと決め、いよいよ第1投となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
立ち木の近くを狙う
秋風が吹いた晴天の9月24日(水)、黒滝島表の立ち木群先端(滝側)に10ft艇で着舟した吉田。作戦としては以下のとおりだった。
(1)なるべく短い竿で水中立ち木の近くを狙う。
(2)エサは定番の両マッシュ。前月の亀山湖取材ではマッシュポテト単品だったが、今回は藻べらをブレンド。ハリは釣況によってサイズダウンもあり得る。
(3)前回の片倉ダム取材では移動があだになった感があるので、今回は釣りが成立している限り移動はしない。
(1)はなるほどなって感じだね。常連のなかには舟をあえて立ち木の中へと突っ込み、できるだけウキが立つ位置を手前に近づけている人がいるくらいだから。でも立ち木に近いってことは、掛かりのリスクも高いよ。
「そうなんですよね」

それと立ち木やオダ周辺は、何もない所と比べてブルーギルが多い。覚悟はできてるかい?
「はい。なのでスタートは大バリ仕様でやってみます」
そのほうが無難だね。小さいと食ってきちゃうことが多いし、何よりハリを飲み込まれと厄介だからね。
それとこれは偶然なんだけど、吉田の舟は全長が短い10ft艇だから立ち木近くを狙うって意味では有利だよね。
「そうなんですよ。船舶免許を持っていないことが、こんなところで役に立つとは思いもしませんでした」
おいおい、まだ釣れてもいないぜ(笑)。
藻べらをブレンド
ところで(2)についてだけど、何で今回は藻べらブレンドにしたの?
「片倉ダムの常連さんはマッシュ系両ダンゴを使う人が多いと聞いてたので、真っ白より多少は色なり匂いなりを加えたほうがいいかなって。ただそれだけです」
片倉ダムに限らず亀山湖もそうだけど、両湖を集中的に狙っている常連の多くはエサに色が付いているよね。何ならダンゴと言ってもいいほどだしね。
ところでブレンドは?
「マッシュポテト徳用5+水4を放置して、あとは手水を加えながら芯ができるまで練り込み、藻べらを片手で一つかみ加えて絡ませたものが基エサですね」

基エサのタッチは?
「どちらかと言えば硬ネバです。ただあくまで基エサなので、使う時は小分けして手水を打って軟らかくします」
ハリのサイズは?
「上下サイト18号でスタートして、ジャミの感じや触りの出方で必要なら小さくしていこうと思ってます」
必要ならってことは不要ならそのままってことね?
「はい。でもサイト18号なんて、常連さんのハリと比べたら小さいほうですよね」
そうなんだよね。とくに片倉ダムの常連は大バリ仕様の人が多くて、なかには22~24号なんて人も珍しくないよ。
最後まで粘る覚悟
(3)については前々月の反省から?
「はい。ほぼ完デコを食らった前々月の取材では、アタリがないからと移動してしまいました。ところが移動後もアタリなし。なので今回はよほどのことがない限り最後まで粘る覚悟です」

移動して結果が出た人も少なくないけど?
「でもそれって、移動候補を多数持っている常連さんだからこそ成せる業であり、ボクのようにどこへ行けばいいのかと右往左往しているようではマイナスになりかねないですから。なので今回はできるだけ粘らせてください」
何も考えていないようで(笑)、しっかりとプランニング済みの吉田。いよいよリベンジ取材第1投となった。竿は10.5尺でタナ1本。エサは両マッシュ。
次回も「完デコのリベンジin片倉ダム」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
記事提供元:TSURINEWS
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