中古ドライバーの人気1位は、お得な2万円台の『SIM2 MAX』! 2位は10Kモデル【中古ギアランキング】
9月の中古クラブランキングのドライバー部門では、テーラーメイドがベスト3を独占。各モデルの人気の理由や気になる価格など、現在のトレンドをゴルフパートナー藤沢長後店の店長を務める島田辰也氏とチェックしていこう。
2カ月連続で1位となったのは、テーラーメイド『SIM2 MAX』だ。2021年発売のモデルで、カーボンヘッドにチタンフェース、青いコスメが目を引く。
「22年からはフェースにカーボンを採用した『STEALTH』シリーズへとモデルチェンジしたため、現状ではテーラーメイドのチタンフェース最終モデル。とても完成度が高く、カーボンに馴染めなかったという人から、デザインが格好いいと手にする人も少なくないんです」と、人気の理由を話す島田氏。クラウンやソールにカーボン素材を採用し、すべてのパーツを溶接ではなく接着で成型。極限まで無駄を省いて余剰重量を確保した低重心ヘッドは、発売から4年が経つものの、現在の店頭価格は28,000円からと、翌年発売された『STEALTH』とほぼ変わらない価格となっている。
2位はテーラーメイドの2024年モデル『Qi10 MAX』だった。
ドライバーの上下方向と左右方向の慣性モーメントの合計値が10,000g/cm²となった、いわゆる“10Kモデル”だ。島田氏は、「“10K=やさしい、曲がらない”というイメージが浸透していて人気があります。試打しても結果が出やすく、納得して購入される満足感が高いモデル」と、“10K”はトレンドのひとつという。『STEALTH』から『Qi』へとモデルチェンジし、カーボンフェースも3代目。「打感や打音も改善されていて、今までカーボンフェースを敬遠していたという人も手にしやすくなっています」。販売価格は42,000円からだ。
3位は2023年モデルの『STEALTH2』。カーボンフェースの2代目で、カーボンの容量が他の素材を越えた初めてのヘッドだ。
軽量化と慣性モーメントの増加が進み、飛距離や寛容性が向上したモデルだ。「発売当初から高く評価され、セールスが好調だったモデル。たくさん売れた分、現在の中古市場では比較的数が多く、自分にあったスペックが見つけやすく、価格も28,000円からの『SIM2』とほぼ変わらないんです」。
プロがこぞって使った、折り紙つきの実力に、お値打ち価格となっているのも、人気の理由。いま手にすべき1本かもしれない。
【2025年9月の中古クラブランキング(ドライバー編)】
1位 テーラーメイド SIM2 MAX
2位 テーラーメイド Qi10
3位 テーラーメイド STEALTH2
※ゴルフパートナーの9月統計
■解説 ゴルフパートナー藤沢長後店 島田辰也店長
しまだ・たつや/ゴルフパートナー独自の社内認定制度「中古クラブアドバイザー」は、クラブの価値を正しく見極め最適な提案をするエキスパート。欲しいクラブがあれば「まずは相談してみて」と、予算に応じてベストなクラブを見つけてくれる。
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