きのこ展や紅葉ライトアップ、植物園の多種多彩な秋を楽しむ 京都府立植物園で「めくるめく秋のボタニカルガーデン」

京都市の京都府立植物園は10月25日(土)~12月7日(日)の期間、秋の植物園のさまざまな魅力を発揮するイベント「めくるめく秋のボタニカルガーデン」を開催する。期間中は、きのこ展から始まり、どんぐりの森で行う遊びと学びの体験イベント、夜の植物園を彩る没入型エンターテインメント「LIGHT CYCLES KYOTO」と連動した紅葉ライトアップなどを展開する。イベント終了時期は紅葉の見頃に合わせて変更となる場合がある。
第1弾は、10月25日(土)・26日(日)の「きのこ展」。関西菌類談話会(京都市)との共催で、今年33回目を迎える。昨年は4000人超が訪れた毎年人気のイベントで、200種以上の実物のきのこと100種以上の写真の展示を通して、奥が深いきのこの世界を紹介する。また、顕微鏡を使った観察会・きのこの名前調べ・関連講演会・きのこグッズの販売などもある。
開園100周年を記念して昨年新たに整備したどんぐりの森「Dongreen Lab(どんぐりーんらぼ)」では、遊びを通して植物や樹木の学びにつなげる体験イベント「ふしぎラボinどんぐりの森」を開催する。ジャクエツ(福井県敦賀市)とロフトワーク(東京)とのコラボ企画。
「ふしぎラボinどんぐりの森」では10月27日(月)~11月9日(日)の9時~16時限定で「ふしぎメガネ」を販売する。森の中でどんぐりを集める鳥「カケス」には、人間とは違う色の見え方をしていると言われている。色や光の不思議を遊びながら体験できるメガネを使って、鳥や動物の世界を想像することができる。販売場所は、正門・北山門・植物園会館売店・LIGHT CYCLES KYOTO特設ストア。
また、ジャクエツが「障害の有無に関わらず誰もが楽しむことのできる遊具」を目指して開発した遊具「RESILIENCE PLAYGROUND」を設置。「YURAGI」「KOMORI」「UKABI」の3種類がある。提供期間は11月1日(土)~9日(日)の9時~16時。場所はDongreen Lab。11月3日(月)のみ大芝生地で開催する。
11月8日(土)には、会場であるDongreen Lab誕生の秘話や、遊具の配置に込めた思いなどについてゲストが話すトークイベントや、どんぐりを使ったものづくりワークショップなども予定している。
園内の「ばら園」には11月下旬になると、320品種1400株のバラが咲き誇る。中には「大文字」「桃山」など、京都の地名にちなんだ品種も。11月19日(水)・20日(木)10時~16時には「秋のばらフェア」が開催され、バラの生花を使ったフラワーアレンジメントのワークショップ(事前予約制)やミニコンサートを開催。期間限定のスイーツやドリンクのキッチンカーも出店する。
京都府立植物園の開園時間は9時~17時(入園は16時まで)、観覧温室は10時~16時(入室は15時30分まで)。入園料は一般500円、高校生・65歳以上250円、中学生以下無料。障がい者と介護者は無料(証明の提示が必要)。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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