崖2発の『44』→ボギーなし『33』 岩井明愛は“大波”ゴルフに「こんな日もある」
<BMW女子選手権 3日目◇18日◇パインビーチGL(韓国)◇6785ヤード・パー72>
裏街道から浮上を図った岩井明愛が、前半のインコースで大失速した。11番でバーディを先行させたものの、そこから3ボギーに1ダブルボギー、さらには“クアドラプルボギー”。前半で「44」を喫した。
「そこまで悩んだという感じでもないし、スイングも悪くないし、気持ちがめちゃくちゃ焦っているとかもなかった。なんだろう…。こんな日もあるな、っていう感じですね」
難易度が最も高い、海を越えていく打ち下ろしの15番パー3では、左サイドに外してからカバーできずに3オン2パットのダブルボギー。2日目と似たようなティショットのミスから、スコアを落とした。
2番目に難しい16番では、ティショットが崖の下に消えた。しかも2発連続。「風はフォローだったので、そこまで(景色は難しくない)。でも、きょうのドライバーショットが落ちる感じ(ドロップ気味)だった。打ち方が悪いので、しょうがない」。ここでは『8』を叩き、ハーフターン時点では全体最下位のトータル7オーバーまで後退した。
だが、さすがはルーキー優勝を飾った実力者。「どこまでいくんだろう…」という悪い流れを断ち切り、後半は3バーディ・ボギーなしの「33」とカムバック。切れ味鋭いショットでチャンスを演出し続けた。
「後半は“全部バーディを獲った”と言ってもいいくらいのチャンスばかりだった。ただただ、入らなかった。なにが良くなったかは分からないけれど、後半は吹っ切れたのかな。思い切ってピンまで打てていた。3つ伸ばせたのでプラスに考えたい」
なんとか「77」と踏ん張り、トータル4オーバー・74位タイで残すは18ホール。後半の好感触を思い出しながらドライバーを力強く振り抜き、ビッグスコアへつなげたい。(文・笠井あかり)
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