ユジン“スヨン”の表の顔と裏の顔の強烈なギャップ…見事な“戦略”で形勢逆転「世論は数字じゃない。生きている人間です」<ファーストレディ>

「ファーストレディ」はLeminoで配信中
ユジン、チ・ヒョヌ主演によるドラマ「ファーストレディ」の第5話が10月8日にLeminoで配信。第5話では、ミンチョル(ヒョヌ)から離婚届と刑事告訴を突き付けられ窮地に陥っていたスヨン(ユジン)が弁護士をつけ、本格的に反撃を開始する姿が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
韓国大統領に当選した夫、将来のファーストレディとなる妻。そんな2人の間で大統領就任までの67日間に巻き起こる、権力と愛、欲望の衝突と葛藤を描いた心理サスペンス「ファーストレディ」。
大ヒットを記録したドロドロ愛憎劇「ペントハウス」(2020~2021年)シリーズのユジン、ドラマ「紳士とお嬢さん」(2021年)で「2021 KBS演技大賞」大賞を受賞したヒョヌの共演、そして脚本家のキム・ヒョンワン氏が6年間の準備期間を経て執筆した作品ということで、「今年最も話題性のある新ドラマ」と配信前から注目を集めていた。
やられっぱなしではいられない…反撃に転じるスヨン
別れたいミンチョルと別れたくないスヨン、全国民の視線にさらされながら激しく争う2人。自身を取り巻くさまざまな状況が悪い方へと向き、窮地に立たされていたスヨンだが、第5話では反撃を開始する。

「ファーストレディ」第5話より
スヨンはミンチョルの議員事務所から追い出され、長年にわたる盗聴の疑いで刑事告訴までされてしまい、今まで味方だった世間からもバッシングを受ける。離婚裁判に受けて立とうにも、シン・へリン秘書(イ・ミニョン)が手を回したせいで、弁護士も見つからない。
だが、スヨン側が夫婦の協議離婚が決裂したと宣言し、弁護士のカン・ソンホ(カン・スンホ)が集まった記者とカメラの前で記者会見を行ったことで形勢逆転。その場でそれとなく“離婚の理由はヒョン・ミンチョルの不貞”という情報を匂わせ、すぐさまミンチョルの不倫疑惑として事務所に真偽の問い合わせが殺到した。
その後、訪ねてきたソンホを「初めてにしては記者対応が上手でした」とねぎらったスヨン。その上で「まず世論を変えます。これから記者が攻める相手は私ではなく彼になるわ。浮気した夫を盗聴する妻より、浮気した大統領を直接責めるほうが達成感もある」と伝える。
そううまくいくのか信じられない様子のソンホから「本当に世論が動くでしょうか」と聞かれると、“鉄の女”らしく「世論というのを意識して、気付いたことがある。世論は数字じゃない。生きている人間です」と、スヨンは持論を展開した。

「ファーストレディ」第5話より
雨の中、傘も差さずに元支持者へ土下座
そしてその後、スヨンが本領発揮。雨の中、家の前でデモを繰り広げる元支持者の女性たちの前に傘も差さずに現れ、彼女たちを「身に余る愛をくれた大切な家族」と呼んだかと思えば、しっかり膝をついて「申し訳ありません。私が間違っていました。皆さんを失望させてしまいました」と謝罪。
さらに彼女たちが濡れないように、と雨よけのテントを張るように指示を出し、「春になったとはいえ肌寒いです。あのテントの下で、雨に当たらず叱ってください」と思いやった。これには元支持者たちもすっかりほだされ、あっという間に離れた心を取り戻した。
ソンホをうまく利用して反撃ののろしを上げたスヨン。ソンホの前で見せた冷徹な戦略家の顔と、元支持者たちの前でのしおらしく許しを請う表情のギャップは強烈。「ペントハウス」のオ・ユニ役で見せた“娘思いの母”と“復讐(ふくしゅう)者”に劣らぬ強烈な二面性を見せた。

「ファーストレディ」第5話より
いよいよ本気になった彼女の次の手に期待が高まる中、気になるのはミンチョルがシン秘書に向けて言った「離婚は彼女(スヨン)のためにしたことだ」という一言。これが意味することは何なのか。
さらに、弁護士のソンホがHケミカルの火災で両親を失い、ミンチョル&スヨン夫妻への復讐をしようとしていることも分かった。「訴訟でヒョン・ミンチョルを倒したら次は誰だと思う?チャ・スヨンだ」と語るソンホが、これからのストーリーの鍵を握りそうだ。
韓国ドラマ「ファーストレディ」は、毎週水・木曜に新エピソードをLeminoで配信中。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

「ファーストレディ」キービジュアル
記事提供元:Lemino ニュース
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