「はじめてでも数が釣れる!」ドーム船で始めるワカサギ釣り入門【道具・仕掛け・誘い方を完全ガイド】
「はじめてでも数が釣れる!」ドーム船で始めるワカサギ釣り入門【道具・仕掛け・誘い方を完全ガイド】">
ワカサギ釣りってどんな釣り? 一般的には湖沼などで桟橋や、ボート、寒冷地での氷上でワカサギ釣りを楽しむことができる。関東周辺では相模湖(神奈川)、津久井湖(神奈川)、高滝湖(千葉)、山中湖(山梨)、河 …
秋から冬にかけて人気のワカサギ釣りは、湖やダム湖で手軽に楽しめる小物釣り。ドーム船やボート、氷上などスタイルも多彩で、初心者は暖房完備のドーム船が快適。専用竿に小バリ仕掛け、紅サシなどのエサを使って繊細なアタリを掛けるのが魅力。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 鈴木誠)
ワカサギ釣りってどんな釣り?
一般的には湖沼などで桟橋や、ボート、寒冷地での氷上でワカサギ釣りを楽しむことができる。関東周辺では相模湖(神奈川)、津久井湖(神奈川)、高滝湖(千葉)、山中湖(山梨)、河口湖(山梨)などがメジャーレイク。特に人気なのがドーム船でのワカサギ釣り。屋根付きの船内では暖房なども完備され、暖かく釣りを楽しむことができる。
釣り方はワカサギ専用竿に5~7本程度の胴突き仕掛けに紅サシや赤虫などのエサを付けて釣る。プルプル、フワフワといったようなアタリをアワせると、小気味いい釣り味で楽しませてくれる。
釣りの時期は一般的に秋口(9月ごろ)から3月ごろまで。各フィールドで漁期が定められているので、漁協や船宿に事前に確認しよう。
準備編
まずは行きたい釣り場をサーチ。初めてのワカサギ釣りなら、レンタルが揃っている船宿を選択するのがいい。特にドーム船を運航している船宿ではレンタルも充実しているので、ホームページなどでチェックしてみるといい。
道具を揃えてワカサギ釣り楽しみたい、という人は、ぜひ釣具店や釣りメーカーの情報をチェックして、どんなスタイルで釣りをしたいか考えよう。
ドーム船、ボート釣り、桟橋、それとも寒冷地に行って氷上ワカサギ釣り、実際に釣具店で1から教えてもらうのも◎。それぞれのシチュエーションに合ったタックルがあるので、まずはお店の人に聞いてみてほしい。きっとお気に入りの道具が見つかるはず。
ワカサギ釣りに必要な道具の一例
・ワカサギ釣り専用電動リール
・ワカサギ釣り専用穂先(竿)
・ライン(PEライン0.2号程度)
・仕掛け(5本バリ程度がオススメ)
・オモリ(4~7g程度)
・小さめなハサミ
・エサ(紅サシ、赤虫など)
・釣った魚を入れるイケス
・小さめなクーラー
このほかに、防寒着やカイロなど防寒対策は必須。ドーム船での釣りを計画する場合でも、防寒対策はしたほうがいい。
実釣編(ドーム船)
ドーム船の実釣について解説しよう。

船宿受付
出船時間までに受付を済ませよう。食料や飲み物も事前購入が◎。出船に遅れないように準備しておこう。
ドーム船乗り込み
受付時に指定された釣り座に座る。乗合の場合は、同船される人たちとあいさつをして、一日気持ちよく釣りを楽しみたい。
釣り座の指定がない場合でも、同船される人とお互いにあいさつしながら席を決めるといい。席が決められなかったら、どこに座ったらいいか、船頭に相談するといい。
釣り座についたら、道具を準備して出船を待つ。ライフジャケットを持っている人は、装着しよう。持ってない人は船宿に相談しよう。
出船
船内に釣りイトを出すスリットがあるので、安全のため船頭の許可が出るまでは開けないようにする。航行中は船が揺れる場合があるので、歩く時にはバランスを崩さないように注意。
また、ハリやハサミなどを使うと思わぬ怪我になる場合もあるので、十分に注意しよう。
釣り開始
船頭の許可が出たらスリットを開けて仕掛けをタナ(底〜少し上げたところ)まで落とす。そして、竿を小刻みに上下させて誘いを入れる。穂先にアタリを感じたら軽くアワセを入れ、一定速度で巻き上る。

釣り上げたワカサギはイケスに入れておいて、ある程度釣ったら水を切ってジッパー付きの袋に入れてクーラーへ。あまり長時間イケスの中でおいておかないこと。保冷材等で冷やし、鮮度よく持ち帰るのがおいしく食べるコツ。
帰港
仕掛け、残りエサなどは必ず持ち帰る。湖に捨てることはやめよう。釣った魚はおいしくいただこう。
魚の下処理
(1)大きめのザルにワカサギを入れる。
(2)塩を十分に振り、ザルを振りながらワカサギに塩を絡ませてヌメリや汚れを落とす。
(3)流水できれいに塩を洗い流して水気を切る。
(4)保存する場合は、ジッパー付きの袋に入れてなるべく平たくして冷凍する。この時、袋の中の空気を抜くことで冷凍やけを少なくすることができる。
ワカサギ料理
釣り上げたワカサギを楽しめる料理を紹介しよう。
天ぷら・かき揚げ
お好みの野菜と一緒にかき揚げ。天つゆでもおいしいが、ソースでいただくのもまたおいしい。
から揚げ
2度揚げすると、スナックのようにサクサクしておいしい。また水菜サラダと和えても◎。
白焼き
大きめのワカサギは白焼きもオススメ。アルミホイルに並べて、軽く塩コショウをしてグリルで焼き上げ。マヨソースなどでどうぞ。
バター焼き
大きめのワカサギを、卵焼き用のフライパンに並べて、バター、バジル、塩コショウで味を整えて揚げ焼きに。ワカサギの身が柔らかいので、中火であまり触らないのがきれいに焼き上げるコツ。焼き上がったらレモンをひと絞りでおいしくいただける。
甘露煮
大量に釣れた場合に勧める。きれいに洗ったワカサギを干し網で一昼夜干しする。干すことで煮崩れも抑えられるのでお勧め。生姜や山椒の実などで甘辛く仕上げると、酒のあてにも最高。
以上は筆者が実際に作っているレシピの一部紹介です。癖のないワカサギはアレンジが効くため、いろいろな調理法でおいしくいただけます。
<週刊つりニュース中部版 鈴木誠/TSURINEWS編>
記事提供元:TSURINEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。