つくばエクスプレス【駅ぶら】019 北千住駅 その2 赤門寺 NTT千住ビル 旧日光街道
※2025年6月撮影
トップ画像は、三宮神山大鷲院勝専寺の山門。赤門として有名です。
足立区教育委員会の説明があります。
※2025年6月撮影
内容を写します。
「三宮神山大鷲院勝専寺(さんぐうじんざんだいしゅういんしょうせんじ)
「赤門寺」という通称で親しまれている浄土宗寺院で京都知恩院を本山とする。寺伝では文応元年(1260年)勝蓮社専阿上人を開基とし草創されたという。
江戸時代に日光道中が整備されると、ここに徳川家の御殿が造営され徳川秀忠・家光・家綱らの利用があった。また日光門主等の本陣御用を務めた記録も見られ、千住宿の拠点の一つであったことが知られる。
加えて当寺は、千住の歴史や文化に深くかかわる多くの登録文化財を今に伝えている。木造千手観音立像は千住の地名起源の一つとされ開基新井政勝の父正次が荒川から引き上げたという伝承を持つ。
ほかに一月と七月の十五・十六の閻魔詣で知られる寛政元年(1789年)の木造閻魔大王座像、巻菱潭の筆による明治12年(1879年)の扁額「三宮神山」を山門に掲げるほか、千住の商人高橋繁右衛門の冑付具足を伝来している。
いずれも足立区登録文化財となっている。
平成13年10月
足立区教育委員会」
元の通りに戻って西に進み、国道4号線を渡ります。
※2025年6月撮影
マップに「旧千住郵便局電話事務室」と表示される「NTT千住ビル」があります。
※2025年6月撮影
何とも魅力的な建物なので見に来ました。昭和初期の建築の様です。詳細はよく分かりません。
北千住駅の方に戻り、旧日光街道(奥州街道)を南に歩きます。
※2025年6月撮影
レトロな青果店。メロンとトウモロコシの間にカップ麺というなかなかファンキーな店先。
※2025年6月撮影
「千住ほんちょう商店街」と表示されています。
※2025年6月撮影
足立区教育委員会の「千住宿問屋場・貫目改所跡」のパネル。
※2025年6月撮影
内容は、足立区のサイトを参照しました。
「旧日光街道の西側にあたるこの場所は、江戸時代に千住宿の問屋場と貫目改所が置かれていました。宿場は、幕府の許可を得た旅行者に対して、人足(にんそく)と馬を提供することを義務づけられていました。千住宿は、50人、50疋(ぴき)で、元禄8年(1695)に問屋場が設けられ、ここで人馬の手配をしました。街道の向かい側には、馬寄場がありました。
寛保3年(1743)に貫目改所が設けられ、荷物の重量検査のための秤(はかり)が備えられました。馬に積める荷物には制限があり、40貫目(150kg)を積むと本馬、20貫目あるいは人が乗って5貫目の手荷物を積んだものを軽尻と呼び、次の草加宿までの運賃が定められていました。貫目改所は、ここを出ると宇都宮宿までないため、重い荷物を制限内と認めてもらえるよう、賄賂が飛び交ったといいます。江戸幕府は、江戸から全国各地への交通網を整備しましたが、なかでも五街道は重要で、道中奉行が直接管理していました。江戸日本橋を出て最初の宿場である、東海道品川宿、甲州道中内藤新宿、中山道板橋宿、日光・奥州道中千住宿は、江戸四宿(えどししゅく)と呼ばれています。地方と江戸の、文化や産品の結節点であると同時に、江戸人の遊興の地でもありました。旅に出る人を見送るのも四宿まででした。千住宿は、日本橋から2里8丁(8.7km)しかないため、江戸時代の人にとっては、気楽に出かけられる距離だったのでしょう。
この場所は、問屋場・貫目改所跡として知られていましたが、平成12年(2000)、足立区教育委員会が発掘調査をしたところ、現在より1m程低い江戸時代の遺構面から、等間隔で並ぶ杭穴と礎石が見つかりました。分析の結果、この遺構は2棟の建物からなり、それぞれ問屋場跡と貫目改所跡であると推定されました。また、南東の小石を厚く敷いた部分は、荷さばき場跡と考えられています。」
北千住駅から、ここまで580メートル歩いて来た事が分かります。
実際は、西に歩いて往復していますから1,000メートルくらいは歩きました。
更にこれから1,000メートルくらい歩く予定です。
この日は猛暑日に近い最高気温でした。
やれやれ。
まだまだ散歩は、続きますが、長くなったので次回に続けます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などはつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道株式会社)の許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
首都圏新都市鉄道株式会社 会社要覧2024
るるぶ情報板関東31 つくばエクスプレス JTBパブリシング 2025年5月1日
つくばエクスプレス沿線アルバム 生田誠 山田亮 アルファベータブックス 2023年8月5日
つくばスタイル No.12 枻出版 2011年4月10日
つくばエクスプレス 最強のまちづくり 塚本一也 創英社 2014年10月23日 他
記事提供元:鉄道チャンネル
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