福島の立ち入り制限区域内の住居に侵入して生配信 ウクライナ人YouTuberに怒りの声が殺到
ウクライナ人YouTuberが、福島県双葉町周辺の立ち入り制限区域内にある家屋に侵入し、配信をおこなったとしてSNS上で批判を集めています。
ウクライナ人YouTuber、福島の立ち入り制限区域内の住居に侵入
問題となっているのは、登録者659万人のYouTuber「KREOSAN」です。KREOSANは、ウクライナ・ルハンシク出身の映像クリエイター、アレクサンドル・クリューコフが運営するチャンネルで、2011年ごろから高電圧や電子工作の実験、サバイバル系のテクニック紹介、チェルノブイリなどの探訪企画を中心に発信してきました。
KREOSANは9月23日の夜、福島県双葉町周辺の立入制限区域とみられる場所からライブ配信を行いました。放置された日本家屋の屋内にいるというKREOSANは、「福島のレッドゾーンに入った」と述べます。家屋内の線量として「毎時40〜46マイクロレントゲン」と述べ、玄関先では「200〜360マイクロレントゲン」に達する場面があったとし、「福島は平均的な線量がチェルノブイリより高い」などと報告します。
屋外は危険であり、夜間は野生イノシシの出没にも警戒しているとしたほか、区域内では警察の検問や監視が多いとも発言。長時間の配信が位置特定や通報につながる恐れがあるとして、録画素材の持ち出しや身柄拘束のリスクにも触れていました。

住居内を探索
KREOSANは、避難で取り残されたとみられる生活用品がそのまま残る室内の様子を順に紹介。玄関の靴棚、止まったままの時計、食器や神棚、古いオーディオ機器、子どもの玩具、カセットやミニディスク、ゴルフクラブ、パソコンなど、多数の品目を映し出し、キッチンが荒らされているのは「イノシシが侵入したため」と推察します。浴室や多機能トイレの操作パネルなど日本特有の設備にも言及し、各部屋の保存状態を「チェルノブイリとは違う」「保存(サヴァイヴ)が非常に良い」と表現しました。
配信中には、家屋内で見つけた卓上コンロや急須を用いて、緑茶を淹れる場面も。茶葉は「2011年当時のもの」と推測しつつ、淹れるの失敗して「苦くなった」と語っていました。
今後については、福島で撮影した複数の動画を順次公開すると報告。最終目標は「原子力発電所の管制室に至るルートの記録」と宣言しつつ、詳細は公開予定の動画で明らかにするとしていました。
この配信がXで拡散されると、批判の声が殺到。住居侵入罪との指摘のほか、「そろそろ堪忍袋の緒が切れてもいいと思うんよ」「こういうのホントに怒りしかない。帰りたくても帰れない人の家に侵入なんてマジ!! 警察捕まえてよ!! もしくは国外追放!!」「人ん家勝手に入るなコソコドロ」「警察に通報だわ」といった声が寄せられています。
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記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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