前夜は華やかすぎるガラパーティも 1日前倒しのオープニングセレモニーでは珍事件発生?
<ライダーカップ 事前情報◇24日◇ベスページ・ブラックC(ニューヨーク州)◇7352ヤード・パー70>
悪天候の予報のため、1日前倒しとなったオープニングセレモニーは24日、ファンに埋め尽くされたベスページ・ブラックコースで行われた。
巨大スクリーンでライダーカップの歴史とこれまでの熱い戦いの瞬間の映像が流されると、前回大会を制しカップを保持するルーク・ドナルド(イングランド)主将率いる欧州チームがブラックスーツに身を包んで入場。欧州から応援に駆けつけたファンに大声援を受けた。
カップ奪還に燃える米国チームも、ジャケットにタイ姿で入場。するとファンからは『USA!USA!』とコールが沸き起こった。
ドナルド主将が「我々は9か国の選手が1チームになって来た。プライドをかけて戦う」とスピーチし、壇上の選手を一人ひとり紹介。「戦う準備はできている」と声を上げた。
いよいよ米国チームのキーガン・ブラッドリー主将が壇上に登場すると再び『USA!』コール。興奮の中でスピーチを始め、ライダーカップへの思いを熱く語ったのだが……。
「13歳のとき、『ジャスティン・ローズ』がミラクルパットを決めるのを父の肩の上から見た。そのときからライダーカップの虜になった」
いやいや…。パットを決めたのは米国チームの『ジャスティン・レナード』、チームを勝利に導いた、ライダーカップの有名なシーンの1つなのだが、緊張のせいか大間違い。ブラッドリー主将のすぐ後ろに座っていたジャスティン・ローズ(イングランド)は間違いに気付いて笑っていたが、ブラッドリー主将は最後まで気付かなかったようだ。
さて、前夜にはコースから20マイル(約30キロ)ほど離れたロングアイランドの大邸宅『ヘンプステッド・ハウス』で前夜祭のガラパーティが催された。主将、副主将、選手が艶やかに着飾った夫人やガールフレンドを伴い、レッドカーペットに登場した。
夫人たちは選手にとって一番の応援団。セルフィーや集合写真の多くがSNSにアップされた。開幕までいよいよ2日。ニューヨークは盛り上がりをみせている。25日午後4時には初日午前のフォアサム(2人が1つのボールを交互に打つ)の選手組み合わせが発表される。(文・武川玲子=米国在住)
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