虎党女子ゴルファーも阪神リーグ優勝に超興奮 安田祐香は配信でリアルタイム観戦「元気をもらいました」
<ソニー 日本女子プロ選手権 事前情報◇9日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6840ヤード・パー72>
先週の7日(日)はテレビに釘付けだった人も多いのではないだろうか。安田祐香もその一人。移動中だったためテレビではなく動画配信サイトだったが、応援するプロ野球、阪神タイガースのセ・リーグ優勝を生で見届けた。
2年ぶり通算7度目のリーグ優勝で、NPB史上最速という快挙つき。「もう優勝するとは思っていました。ハラハラドキドキしながら、強いな~と思いながら見ていました。盛り上がっているし元気をもらいました」。特定のメンバーひとりではなく、球団全体を応援する“箱推し”で、持っているユニフォームは背番号2の梅野隆太郎捕手のデザイン。次の観戦はまだ未定だが、「甲子園に観に行けたら…。日にちが合えば行きたいですね」とこれはモチベーションのひとつにもなりそうだ。
安田と一緒に野球観戦をする、虎党の青木瀬令奈も「ずっと観ていました。日曜日だったので、帰ってからゆっくり観られました」と興奮しきり。藤川球児監督とも親交があり、「(優勝直後の)コメントでもうるっときて感動しました。球児さんと親交があったので親しみを込めて観ていて、すごくうれしかったし、胴上げもうれしそうでしたね」と快挙を喜んだ。これはもちろん、刺激にもなっている。
4月「富士フイルム・スタジオアリス」で優勝を飾っている安田だが、最近は低調気味。「調子はあまり良くないし、コースもメジャーで難しいので、気持ち的には上げにくい」というのが開幕前の本音だ。いまの課題はティショット。今週はとりわけフェアウェイが絞られていて、ラフも長く、空中ハザードもあるなど、ショットの正確性と柔軟性が求められる。「あまり気にしすぎても縮こまってしまうので目の前に集中できたらいいかなと思います。伸び伸びできたら」と、まずは気持ちよく振り抜くことを意識していく。
メジャー今季第2戦で結果を残したい気持ちは言うまでもないが、2週間後にも大事な戦いが控えている。「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初めて、ディフェンディングチャンピオンとして臨む。「予選落ちとかがあっても意味のある予選落ちにはしていきたい」と心境を話す。
ちょっぴり悲観的になっているようにも感じられる言葉だが、決してそういうわけではない。「調子が絶対にずっと良い、というわけでもないので。去年は波がある中でも次につながるゴルフができていた。今年は初日が良くても2日目に崩してしまったり、体調もあまりなのでネガティブになりやすいけど、優勝していることはすごく大きい。次につながる試合づくりができたらいいかなと思います」。2週間後、シーズン終盤、そしてオフに向けて、メジャー今季第2戦で充実した4日間を過ごしたい。(文・笠井あかり)
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