YouTubeの有名動画「トンビにカメパンぬすまれた」 少年の母親が死去
13年前に投稿され、現在までに1200万回以上再生されているYouTubeの有名動画「トンビにカメパンぬすまれた」の投稿者が、妻が亡くなったことを報告しました。
1200万回以上再生されている有名動画「トンビにカメパンぬすまれた」
「トンビにカメパンぬすまれた」とは、2012年に「ronomaru」(登録者数2.5万人)が投稿した動画です。両親と共に江の島海岸を訪れた少年が、食べている真っ最中のカメパンをトンビにさらわれて号泣し、両親がそれを慰めるというものです。
2分足らずのこの動画は、突然トンビにパンをさらわれるという展開もさることながら、「ママもパパも優しくてなんて心温まる動画」「自然に涙が出てくる」として話題となりました。
投稿から11年が経った2023年には、動画の再生回数が1000万回を記録。ronomaruはこれを記念して、その続編となる「トンビにカメパンぬすまれた…あと」を公開しました。この動画はトンビにカメパンをぬすまれた直後の少年の姿を収めたもので、少年は「パン持ってる鳥見たい」と、とられたパンを諦めきれない様子ですが、その後は涙を拭い、母親と砂遊びをして気を取り直しています。
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少年の母親の死去を報告
そんなronomaruは今年8月、これら2つの動画に加えてカメパンをとられた直後に少年が泣きじゃくる映像をひとつにまとめた動画を公開。チャンネルのコミュニティでronomaruは、妻が「とある病気により闘病中」であることを明かし、「その闘病中である妻に、この動画のような奇跡を願い、再度『トンビにカメパンぬすまれた』を投稿する事にしました」と説明しています。
妻の闘病ブログでは2019年に食道がんの告知を受けていたことが明かされ、ファンからは「トンビが病室に現れて、パクッと病気を連れ去っていく事を心から願っています」「元気になりますように心からお祈りしています」などとエールが寄せられていました。
そして9月8日、ronomaruはYouTubeのコミュニティで「令和7年9月6日 私の妻は、永眠いたしました」と報告。「たくさんの暖かい励ましの言葉、きっと彼女の力になったと思います」と綴り、感謝の意を示しました。
この投稿には、「あの優しいカメパンのお母様がこんなに早く天国へ行ってしまうなんて、信じられません。 ご冥福をお祈りします」「独身の頃にカメパンの動画に出会い、将来自分に子供ができたら奥様のような優しいお母さんになりたいなと憧れました」「6年弱の闘病生活本当に大変だったと思います。ご冥福をお祈りします」と悲しみの声が寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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