駅弁で“東海道新幹線でのときめく体験”を提供 「車窓食堂」がブランドサイトを開設、「特製幕之内御膳」をリニューアル
駅弁製造・販売のJR東海リテイリング・プラス(名古屋市)は、自社駅弁のブランドサイト「車窓食堂」を、このほどオープンした。旗艦商品「特製幕之内御膳」も、東海道沿線地域の魅力を詰め込みリニューアル。より親しまれ、愛されるブランドとなることを目指す。
同社の駅弁製造は日本食堂(食堂車のレストラン)がルーツ。2022年10月に“お客様の旅を豊かな時間にする”というコンセプトで「車窓食堂」ブランドを発足し、今年で3周年を迎える。駅弁の食事としてのおいしさだけではなく、“こころ豊かな時間を提供”するべく、ブランドストーリーを見直して「駅弁を通して東海道新幹線でのときめく体験を提供する」ことをコンセプトに据えた。これまでの駅弁づくりのノウハウを生かし、さらに3つのこだわりを掲げている。
こだわりの1つ目は、「東海道の、食文化を愉しむ」。東海道沿線のご当地の味わいに重きを置き、郷土料理や地産の食材、地方特有の調味料など、その土地のおいしさを大切にした商品づくりに努める。2つ目は、「食べる瞬間が、いちばんおいしい」。駅弁は作ってから食べられるまでの時間が空くため、素材本来の味わいを大切にしながら、温めなくてもおいしい味や食感のレシピに工夫を凝らしていく。3つ目は、「四季の喜びも、特別な華やかさも」。彩りや盛り付けにもこだわり、景色だけでなく駅弁からも季節を感じ、気持ちや会話がはずむような華やかさ、旅のさらなる思い出になる商品を目指していくとしている。
「特製幕之内御膳」は、「関東、東海、関西の東海道の名物を一度に味わえる贅沢な一折」というメインコンセプトはそのままに、メニューを再構成。関西風煮物だしレシピを一から見直し、かつおと昆布を合わせた上品で風味豊かなオリジナルだしに変更。食感にまでこだわったご飯に、満足感ある焼魚や揚げ物、しっかりとした味付けのおかず、箸休めとなる優しい味の煮物や卵焼き、かまぼこなど、一食としてのおいしさを改めて追及した。パッケージには、東海道の象徴である富士山を浮世絵風にデザイン。食事を楽しみながら、ブランドの思いやこだわりを楽しんでもらえるように、中面にはブランドストーリーと、ブランドサイトへの二次元コードを記載している。税込み1600円。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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