米女子ツアーからマッチプレー消滅? 男女ともにラスベガスから撤退か
7月に第10代LPGAツアーコミッショナーに就任したクレイグ・ケスラー氏が、先週の米国女子ツアー「FM選手権」で初めて、プレーヤーズミーティングを開催した。そのなかで来季のツアースケジュールにも言及したという。
まだ仮予定でいくつか交渉中の大会も提示される中、ラスベガス郊外のシャドークリークGCで開催されていた「T-モバイル・マッチプレー」が消滅する見込みであることが分かった。複数の米メディアによると、同大会の週には西海岸での開催を予定していると報じられている。
マッチプレーは2021年に「バンク・オブ・ホープ・LPGAマッチプレー」としてスタート。24年からはT-モバイルがタイトルスポンサーとなり、MGMリゾートがサポートした。
ドイツに本社を置くT-モバイル社は、欧州及び北米で展開する大手通信サービス。タイトルスポンサーではなくなるが、「今後も女子ゴルフを強力に支援。5Gを活用したソリューションで選手、視聴者、大会中の体験を向上させるイノベーションを主導。ネリー・コルダ、ブルック・ヘンダーソンら世界トップクラスのLPGA選手たちとのパートナーシップも継続する」とコメントをしている。
日本勢では古江彩佳が22年から2年連続で準優勝となった大会。21年大会はアリー・ユーイング、24年大会はネリー・コルダ(ともに米国)が勝利した。
米国男子ツアーではTPCサマリンでの「シュライナーズ・チルドレン・オープン」が今季から消滅。来季はラスベガスで男女のプロゴルフトーナメントが開催されない見込みで、これは41年ぶりのこととなる。
米男子ツアーがラスベガスで初めて開催されたのは1983年の「パナソニック・ラスベガス」で、ファジー・ゼラー(米国)が勝利した。(文・武川玲子=米国在住)
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