「なにもかもひさしぶり」な単独首位発進 永井花奈の8年の眠りから覚めた“赤いスパイダー”
<ニトリレディス 初日◇28日◇北海道カントリークラブ 大沼コース(北海道)◇6955ヤード・パー73>
永井花奈がボギーなしの1イーグル・5バーディを奪い、7アンダーの「66」をマーク。2018年「ヤマハレディースオープン葛城」以来となる、単独首位発進を切った。
10番の“おはようバーディ”でスタートから流れをつかむと、14番パー5では87ヤードからの3打目を54度ウェッジでピン右奥2ヤードに落とし、バックスピンでそのままカップイン。出場120人中唯一のイーグルを奪い、「今季初のイーグルなのでうれしいです」と笑顔を見せる。そして15番ではお先につけ、16番では1メートルを沈めて連続バーディを奪うなど、前半だけで5つスコアを伸ばした。
後半も2つスコアを伸ばし、今年5回目のボギーフリーラウンド。とにかくショットが冴えた。「ピンを狙うウェッジとアイアンのタテ距離のコントロールや、ブレ幅がイメージ通りに打てている。良いチャンスが多かった」。パーオン率は83%(18/15)を記録し、好スコアにつなげた。
今季はQTランク1位でツアーに臨むも、第1回リランキングは18位に後退して中盤戦に突入。「(調子は)悪くなかったけど、騙し騙しやっているところがあった」。だが、先週の「CAT Ladies」では2位。「8年くらい」自宅に眠っていた、テーラーメイドのパター『スパイダー ツアーレッド』を引っ張り出したことが要因だった。
「(前のパターは)打ちたい方向には打てているけど、飛びすぎてタッチが合わなかった。赤いスパイダーはインサートが気に入っていて、引っ張り出してきました」。自宅では練習用として打っていたがコースで打つことは少なかった。同メーカーの担当者にロフト角などの微調整をしてもらい転がすと、「タッチがわかりやすい」と自身の感覚にハマり、結果にもつながった。
そんな好感触を得たパターとともに、初日からロケットスタートとなった。「初日にトップなのもひさしぶりだし、1位に立つのもひさしぶり。パターが調子良いのもひさしぶりで、なにもかもひさしぶり。楽しいです」と、満面の笑みを見せる。好調なショットと信頼の置けるパターとともに、2017年「樋口久子 三菱電機レディス」以来のツアー2勝目に向けて、トップを走り抜きたい。(文・高木彩音)
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