アイドルが“放送作家”に!日向坂46 松田好花の再挑戦、前回の涙「リベンジできた」
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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45分間の放送中に三度涙し話題となった番組が再始動!「放送作家松田好花 リターンズ」(午前10時05分)で、放送作家として企画から番組作りに挑戦する日向坂46・松田好花さんにインタビュー。収録を終えた直後の気持ちをうかがいました。
【動画】日向坂46 松田好花の再挑戦「放送作家松田好花 リターンズ」
前回の涙のリベンジ
――前回の「放送作家松田好花」(2024年8月放送)では、45分間で三度の涙を流し、収録直後には「10年はやりたくない」とおっしゃっていたそうですが、1年後の今回、「やってみよう」と思ったのはなぜですか?
「前回は、1日かけてこの番組のロケ3本を撮り終えた後、ラジオも控えていて、疲労もあり冷静に状況を把握できていなかったので『10年はやりたくない』と口にしたのですが、本当にやりたくないわけではなかったんです(笑)。
こんなに早く第2弾のお話をいただけるとは思いませんでしたが、前回の“結構辛かった”というイメージから“達成感があるもの”として上書きしたいという気持ちもあり、リベンジしたいと前向きにやらせていただきました」
――今回、“リベンジ”できましたか?
「リベンジできたと思います。前回は“放送作家”というものがわからないまま走り出したので、今回はそれを踏まえていろいろ学んで臨めたことが大きかったです」
――今回の企画の出演者は、日向坂46の四期生の11人(石塚瑶季、小西夏菜実、清水理央、正源司陽子、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、渡辺莉奈)。完成した番組VTRを見てのご感想は?
「自画自賛になっちゃうんですけど(笑)、メンバーのいいところも、知らなかったところも引き出せたと実感できたので、今のところよかったと思っています。あとは放送を見た方々にどう思っていただけるか、ですね」
――見届け人は、前回のオードリーさんからマヂカルラブリーさんに。マヂラブのおふたりも、VTRを見ながら「この子のファンになるわ」「応援したくなる」とおっしゃっていて、メンバーの魅力が伝わっているようでしたね。
「おふたりの声が自信につながりました。自分で作った料理が美味しいのと同じで、自分が考えた企画だからいいと感じるだけかなと思うところもあったので、おふたりが『この子、いい子だな』などポジティブなことをたくさん口にしてくださったことで、“間違っていなかったのかな”と思えてうれしかったです」
――今回は、四期生への「Sinterview」(シンタビュー)という企画です。どんなところから発案されたのですか?
「仕事柄、インタビューをしていただく機会は多いですが、帰り道で『あの質問に対してのコメントはあれでよかったかな』『あの人のもっといいエピソードがあったのに』と振り返ることがあって。そういう時に『もう一回聞いてもらえたら答えられるのに』と思ったことがきっかけで『2回、同じことを聞かれるインタビューってどうかな?』と思いつきました。
四期生は、全11人で舞台や映画に出演するなど“期”としてのグループ活動が多いので、もっと知られて欲しい、知りたい、“個性”があると思って。普段のバラエティでは見られない本音の部分が引き出せたら、より魅力を広められるのではと考えました」
――日向坂46の中で、一期生が全員卒業し、松田さんたち二期生が1番上の期となり、後輩たちにスポットをあてたい思いもありましたか?
「はい。私たちが1番上の期になり、私が最年長になりまして、“後輩の魅力をもっとみなさんに知ってもらいたい”という気持ちが強まりました。最近、五期生が入ってきてくれたこともあり、四期生のひとりひとりにフォーカスして掘り下げるには、今が1番いいタイミングだと思いました」

――この企画にあたって、四期生全員の全インタビュー記事を読んで番組作りに挑んだそうですね。
「マネージャーさんに、過去の雑誌のインタビューを全部送っていただいて。初めて知ることもたくさんあり、印象に残ったことなどを書き起こしました。番組の中で佐久間(宣行)さんに相談させていただいたのですが、『魅力を見せたい子の“どんな画を撮りたいか”が想像できるといいかもしれないよ』と教えてくださったので、“どういう言葉を引き出したいか”“どういう一面を引き出したいか”を考えながら質問案などを考えました」
――「心理」「真相」「新」の3つの意味がかかっている「Sinterview」というネーミングもいいですよね。
「うれしいです!スタッフさんの反応はイマイチで不安になっていたんです。もじりが好きなのもあって『 “interview”に、“S”を足せば“Sinterview”になるじゃん!』と気付いた時は『キタ!』と(笑)。作家精神みたいなものに火が点いた瞬間ではありました」
――前回は、町田拓哉プロデューサー・ディレクターとピリつく瞬間もあったそうですが、今回はどうでした?
「前回ぶつかったという意識は私にはないですが、今回、町田さんから『前回、我を出しすぎてしまったので、今回は松田さんに全ベットさせていただきます』と謝罪みたいな導入がありまして(笑)。町田さんにはいろんな案をいただいたりして、力になってくださいました。同じ作品を作った仲間と再集結し、より信頼関係ができた中で作ることができてよかったと思います」
――今回、放送作家としての師匠・佐藤満春さんには、ご相談などされましたか?
「今回はしていません。企画の全てを考えさせていただけるということだったので、すぐ誰かに頼るのは甘えかなと思いまして。そこはストイックに、あえて自分から相談などはしませんでした」
――企画立案からキャスティングからロケのシチュエーションから…細部まで全部ご自身が考えられたんですよね。
「はい。だからこその怖さもあります。この番組次第で未来が変わってしまう、それくらいの責任感があります。でも、それだけ本気でぶつかれば大丈夫だろうという確信を持てた部分もありましたので、自信を持って貫こうと思いました」
――“制作側”の立場を経験したことで、番組作りや、制作スタッフなどへの思いに変化はありましたか?
「“ひとつの番組に、これだけの労力がかかる”ということを実感しました。『日向坂で会いましょう』(毎週日曜深夜1時20分)でも、“裏ではこんなにやってくださっているのか”と感謝しましたし、“当たり前の環境ではない”ということに改めて気付かされました」
――“制作側”を経験することで、ご自身の“演者”としての意識の変化などはありますか?
「視野が広がったと感じます。自分には、“強味がない”“何でもある程度対応できるけど突出した何かがない”ということが悩みでした。この番組を通じて、放送作家キャラとして“表も裏も両方できる”というイメージを持っていただけるようになったのはありがたいですし、自分としても『こういう道もあったんだ』とハッと気づかされたところもあります」
――前回のリベンジとなった今回、“放送作家”として番組の採点はズバリ何点でしょうか?
「そうですね………98点?」
――高得点、それだけ自信を持ってお届けできる番組になったということですね。ちなみにマイナス2点は何ですか?
「高得点をつけてしまって、自分でハードルを上げているのが怖い…と思ってきました(笑)。
マイナス2点は、もっと掘り下げてあげたい子もいた、というところですね。でも、この番組を観ていただければ、みなさん四期生のことが好きになると思います。私自身は、番組内で大変な状況に見舞われた四期生メンバーのファンの方から嫌われそうです(笑)」

「放送作家松田好花 リターンズ」(午前10時05分)で!
【プロフィール】
松田好花(まつだ・このか)
1999年4月27日生まれ。京都府出身。日向坂46のメンバー。レギュラー番組「日向坂で会いましょう」(テレビ東京)などに出演中。ラジオ番組好きとしても知られ、「日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)」木曜日(ニッポン放送)のパーソナリティを務める。
Instagram:@matsudakonoka.yahos
記事提供元:テレ東プラス
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