Amazonの配達トラッキングで「あなたへの配達まであと何軒」を確認する方法
Amazonで注文した商品の到着時期が気になって配送状況を見たとき、追跡画面に「あと〇ストップアウェイ」といった見慣れない表示が現れて、驚いた経験はありませんか?

この「ストップアウェイ(Stops Away)」表示は、2025年に入ってから日本でもSNSなどで目撃情報が増えている、比較的新しい機能です。これは、配達車両があなたの自宅に到着するまでに、あと何件の配達先が残っているかを示すもので、荷物受け取りの利便性を大きく向上させます。
この記事では、「ストップアウェイ」機能の正確な意味から、どのような条件下で表示されるのか、そしてスマートフォンアプリで実際に確認する手順まで解説します。この機能を理解すれば、漠然と荷物を待つストレスから解放され、よりスマートにAmazonのショッピング体験を楽しめるようになるでしょう。
Amazonの「ストップアウェイ」とは?配達の最終段階を可視化
「ストップアウェイ」は、従来の「配達中」というステータスをさらに具体的にした、Amazon独自のリアルタイム追跡機能の一部であり、マップトラッキング機能を利用したものです。配達の最終段階をユーザーに分かりやすく伝えることを目的としています。
例えば、「5ストップアウェイ」と表示されていれば、自分の荷物があと5件の配達が終わった後に届けられる、ということを意味します。これにより、ユーザーは「今日中に届くはず」という漠然とした期待ではなく、「あと数件で自分の番だ」という具体的な見通しを持つことができます。
「ストップアウェイ」により、Amazonの配達ステータスは以下のように進化しました。この流れを理解することで、荷物が今どの段階にあるのかをより正確に把握できます。

なぜ表示されない?「ストップアウェイ」が表示される3つの必須条件
「ストップアウェイ」は非常に便利な機能ですが、すべての注文で表示されるわけではありません。筆者が検証した限り、むしろ「表示されない注文」の方が多いと見られます(※注:2025年7月現在)。
表示には、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。表示されない場合、いずれかの条件に当てはまっていない可能性が高いです。
条件1:Amazonによる直接配送であること
「ストップアウェイ」およびマップトラッキング機能は、Amazonが直接管理する配送ネットワーク(通称:AmazonデリバリープロバイダーやAmazon Flex)によって配達される荷物でのみ利用可能です。
つまり、ヤマト運輸や日本郵便、佐川急便といった提携配送業者が配達を担当する場合、この機能は表示されません。
そのため、注文履歴で配送業者を確認し、「Amazon」と記載されている場合にのみ、この機能が使える可能性があります。
条件2:配達先から10ストップ(10件)以内であること
マップトラッキング機能は荷物が配達先から10停留所(10 stops)以内になったときに有効になります。つまり、配達ルート上で自分の家が10番目以内になると、初めて地図と「ストップアウェイ」の表示が追跡画面に現れる仕組みです。
この「10ストップ」という具体的な基準が、機能が有効になるトリガーとなっています。それより手前の段階では、ステータスは「配達中」のままです。
条件3:マップトラッキング対応エリアであること
この機能は、Amazonの配送インフラが整っている地域で提供されます。一般的に、都市部やその周辺地域で利用できるケースが多く、地方や離島など一部のエリアでは対応していない場合があります。また、家具などの大型商品や特殊な配送が必要な商品は、対象外となることがあります。
【スマホアプリ版】「ストップアウェイ」の確認方法
Amazonの公式アプリで「ストップアウェイ」を確認する手順を解説します。

詳細ページの「配達状況を確認」をタップすると、上記3つの条件を満たした場合にマップと「ストップアウェイ」表示を確認できます。
なお、「ストップアウェイ」と表示されてから、多くの場合は10分から30分程度で到着するケースが多いようです。ただし、これはあくまで目安です。残りの配達先の状況(不在、置き場所の確認など)や交通事情によって、時間は前後します。「もうすぐ来る」という心構えをしつつ、リラックスして待つのが良いでしょう。
また、繰り返しではありますが、この機能が表示されるのは、「Amazonによる直接配送」「配達先から10件以内」「対応エリア内」という3つの条件が揃ったときに限られます。とはいえ、その意味と使い方を理解しておくことで、日々のオンラインショッピングがさらに快適になります。本機能はユーザーの「待ち時間」に対する不安を解消し、より確実な荷物の受け取りを可能にするための重要な進化だと言えるでしょう。
記事提供元:スマホライフPLUS
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