「私が上にいることで他の選手も…」 ホステスプロの吉田弓美子が“相乗効果”の首位発進
<カストロールレディース 初日◇30日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6515ヤード・パー72>
大会を共催するBPカストロールとスポンサー契約を結ぶ、ツアー通算7勝の吉田弓美子が、5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。4アンダーで4人が並ぶ首位のひとりになった。
最終18番パー4。ピンまで約190ヤードのセカンドショットは、3番ユーティリティのハーフショットで、グリーンセンターを狙った。2パットでOKという堅実なプラン。だが約10メートルのパットが決まり、最高の締めくくりとなった。
「自分の中で描いていたイメージと、実際のショットの球筋が一致していました。今日は一日通していいゴルフができました」
スタートホールからマネジメントも入念。グリーンの重さを考慮し、あえてピン奥を狙う戦略で初日をプレーした。「私は上りの重たいパットが苦手なので、グリーン奥につけて、できるだけジャストタッチで打つ方が合ってる」。この日のパット数は『28』と、戦略通りのプレーができた。
ホステスプロとして戦う大会は、気持ちの入り方もやはり少し異なる。「私に限らず、全契約選手が『頑張っている姿を数字で見せたい』と思っているはず」。“チーム・カストロール”のスコアをリーダーボードで見ながら、「私も頑張ろう」と力にした。そして、「私が上にいることで他の契約選手も『おっ!』と思うかもしれない。そういう意味ではいい刺激の試合」という相乗効果にも期待している。
これが今季のステップ・アップ・ツアー9試合目。「上位のまま最終日まで持っていけるように頑張りたい」と笑顔で意気込む。最後の優勝は2017年10月の「スタンレーレディス」までさかのぼらないといけない。新たな一ページを、大事な大会で刻みたい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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