右腕の超高級“相棒”を10年ぶりに新調 ホストプロの宮里優作「チャリティの場を作っていただいて感謝」
<リシャール・ミル チャリティトーナメント 事前情報◇30日◇能登カントリークラブ(石川県)◇7142ヤード・パー72>
今大会を主催するリシャール・ミルジャパンと2014年から契約を結ぶ宮里優作。令和6年能登半島地震・豪雨の被災地支援などを目的とするツアー競技の開催に「ゴルフのトーナメントでチャリティできる意義。本当にこのような場を作っていただいてありがたいです」。大会の開催を喜ぶとともに、被災地支援のためにもプレーで大会を盛り上げるつもりだ。
「試合が増えるのもうれしいですし、試合を通じてのチャリティは一番やらなきゃいけないこと。プロゴルファーの使命の一つだと思います」
ホストプロとしての使命感もあるが、それだけではない。開催コースの能登カントリークラブは自治体とともに「すごく協力的で」と、大会開催に尽力。同CCの社長を務める山下英章氏はプロゴルファーの先輩であり、宮里が中学生の頃から親交がある。
「冬に金沢のプロが沖縄で合宿をされていた際に、一緒に回っていただきましたし、すごくお世話になりました。今回のコース視察の時、30年ぶりに一緒にゴルフをしました」と久しぶりの再会を果たしたという。
一方で、思い入れのある“相棒”は今大会から10年ぶりに新調。同社の時計は超がつく高級時計で、宮里は契約当時から同社時計を愛用してきた。これまでは真っ赤な「RM35-02」を着けていたが、この試合からフェースが青でベルトが白の新モデル「RM35-03」にチェンジ。
「全英オープン」のときや欧州ツアー転戦時、賞金王を獲得した2017シーズンなど、常に身につけて戦ってきた。「10年使っていたので、愛着がありましたけどね。同じ35シリーズなので、重さもほぼ変わらない。違和感はありません」。きらりと輝く新相棒と新たな思い出を作っていく。
今季は「中日クラウンズ」で優勝争いの末、2位タイに入るなどベテラン健在を見せつけた。試合のなかった1カ月間には、地区オープンに2試合出場して試合勘を養った。「コースは右ドッグレッグのホールが多くて、フェーダーにはちょっときついですけど…なんとか(技術を)駆使してがんばります」。様々な思いを背負って戦う4日間が開幕する。(文・小高拓)
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