【ダイソー】のスキレット徹底解説!IHでもOK?シーズニングって何?
ダイソーのスキレットの種類
ダイソーには現在サイズ別に3種類のスキレットが販売されています。主にキャンプなどの屋外で使用される調理器具のためアウトドア用品のコーナーに置いてあることがほとんどですが、店舗によってはキッチンコーナーに置かれていることもあるようです。
スキレット M深さがあるため、アヒージョなどスキレットの定番料理におすすめ。パッと見ちょっと小さいかな? とも思いますが、「まずは手軽にスキレットを楽しんでみたい」といった方には丁度良いサイズ感です。
スキレット 直径16cm調理器具というより、もはやお皿くらいの薄さ。深さが無い分調理時の油跳ねなどが懸念点ではありますが、ハンバーグやステーキなどをお店のように熱々ジュウジュウのままテーブルに並べることができるので、鉄板皿として使うこともできそうです。
スキレット 直径20cmダイソーで購入できる一番大きいサイズがこちら。先ほどの物よりも一回りほど大きく、深さもあるため重さもかなりあります。2~3人分の1品料理を作る際にも十分な大きさと言えそうです。本記事ではこちらのサイズのものを使っていきたいと思います。
※画像:ダイソーネットストア
※店舗によって取り扱い商品は異なるため、より多くの種類から探したい場合は「ダイソーネットストア」の利用がおすすめです
ダイソーのスキレットでよくある疑問
まずは、ダイソーのスキレットでよくある疑問を解決していきます。
Q.スキレットは直火専用?IHでも使える?A.ダイソーのスキレットは鉄鋳物なのでIHでも使うことができます。ただ、スキレットは蓄熱性が高いため、ガスコンロよりも熱効率が高いとされているIHで使うとスキレット自体が熱くなりすぎることも。場合によっては安全装置が作動してしまうこともあるので、その場合は揚げ物モードに設定するか、中火以下での使用がベターでしょう。いずれにしても使用中は目を離さないことが大切です。
Q.「シーズニング」って何?A.シーズニングとは、スキレットを錆びさせず長く使うために行う「油慣らし」のこと。スキレットは使い込むほどに油が馴染み、扱いやすくなっていく言わば「育てる調理器具」。作業自体は簡単なので、必ず行うようにしましょう。
Q.蓋は必要?A.絶対に必要というわけではありませんが、蓋があると焼き物だけでなく煮込み料理などできる調理法が増えるのでスキレットの魅力を余すことなく感じることができます。ただ、ダイソーにはスキレット用の蓋は売っていないので、別で用意する必要があります。スキレットの直径にあったものであればフライパン用の蓋などで代用することもできるので試してみてください。
ダイソーのスキレットを実際にシーズニングしてみた!
ということで、実際にダイソーのスキレットをシーズニングしていきたいと思います! 手順としては以下の通り。
スキレットを洗う油を塗る火で熱して、冷めたら再度油を塗る2と3の工程を2~3回繰り返す野菜くずを炒める仕上げ油を塗る基本的には洗って油を塗り重ねていくだけなので難しいことはありません。それではやっていきましょう!
手順①|スキレットを洗う購入時には錆止めとしてワックスが塗られているので、まずはこれを落としていきます。中性洗剤を付けたスポンジでゴシゴシとしっかり洗っていきましょう。
洗い終わったら水でよく流して拭き、火にかけて水分を蒸発させ完全に乾かしていきます。
手順②|油を塗るスキレットが乾いたら油を塗っていきます。今回はサラダ油を用意しましたが、オリーブオイルなどでも大丈夫です。油をスキレットに適量注ぎ、キッチンペーパーで塗り広げていきます。スキレットの内側だけでなく、外側や持ち手の部分にも塗ると全体の錆びを防ぐことができますよ。
スキレットがまだ熱い場合は鍋敷きなどを敷いた上で作業を行うとよいでしょう。ダイソーにはスキレットのサイズに合ったコルクの鍋敷きなどもあるので、ぜひ併せて購入してみてください。
手順③|火で熱して、冷めたら再度油を塗る油を塗り終わったら、スキレットを強火にかけて熱します。軽く煙が立ち上ってきたら火を止め、スキレットが冷めたら手順②と同じ要領で再度油を塗り、また火にかけていきます。
この工程を2~3回繰り返すことでスキレットに油が馴染んでいき、どんどん油膜が形成されていきます。
手順④|野菜くずを炒める油を馴染ませたら、次はスキレットで野菜くずを表面が焦げるくらいまで炒めていきます。こうすることでスキレットの鉄臭さを緩和することができます。野菜くずはなんでも大丈夫ですが、玉ねぎなどの香りが強い野菜を使うとより鉄の匂いを消してくれますよ。
ちなみに、今回うっかり野菜くずと一緒に油を伸ばしていたキッチンペーパーも炒めてしまい……皆さんはお気を付けください(笑)。
手順⑤|仕上げに再度油を塗って完成!野菜くずを捨てたら、最後にもう一度油を塗りこんでシーズニング完了! これで調理を開始することができます♪ ちなみにこのシーズニングは最初の1回のみでOKです。
使用後のお手入れ方法使用後のお手入れで大切なことは、絶対に洗剤を使わないこと。洗剤を使ってしまうと、せっかくシーズニングをして作った油膜が流れてしまいます。調理後は水洗いのみにとどめ、汚れが落ちない場合はスキレットに水を入れて沸騰させてから擦るようにしましょう。綺麗になったら再度火にかけしっかり乾燥させたのち、冷めたら植物油を塗ってお手入れ完了です。保管は、通気性の良い場所を選びましょう。また、しばらく使わない場合は新聞紙などに包んでおくのもおすすめです。
※やむなく洗剤を使用した場合は、再度シーズニングを行ってください
※シーズニングをしているからといって絶対に錆びないというわけではありません
値段以上の高クオリティーに感動! ダイソーのスキレットでキャンプ飯を楽しもう!
キャンプブームなどもあり、焚火などの直火で調理するワイルドなキャンプ飯に憧れを抱きつつも挑戦できずにいたスキレット。しかし、今回ダイソーのスキレットを試してみて「意外と普段使いできそう?」といった気持ちに。試しにアヒージョを作ってみましたが、テーブルに出すだけでいつもの食卓が華やかに! 最初のシーズニングさえしてしまえば、あとは水洗いでOKというのも驚きでした。
本格的なキャンパーさんもそのクオリティーに太鼓判を押すダイソーのスキレット。最近ではお家でできるスキレットを使ったさまざまなレシピもあるようなので、これを機にダイソーのスキレットでキャンプ飯デビューしてみませんか♪
(文・写真撮影:イチオシ編集部)
記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
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