2025年の夏休みの旅行先ランキング　海外・国内とも王道のリゾート地が人気に

　暑い日が続くと、心待ちしてしまうのが夏休み──今年はどこに行こうか計画を立てている人も多いと思うが、人気の行先は？　JTB（東京）は、夏休み期間（2025年7月15日～8月31日）の予約状況による海外・国内人気方面ランキングをまとめた。

　調査日は6月19日で、調査対象は対象出発日（7月15日～8月31日）のJTB商品を申し込んだ人（海外旅行は人員、国内旅行は販売額で、それぞれ集計）。

　海外旅行（添乗員なし）の全方面合計では、ハワイが1位になった。参加形態別では約80％が家族旅行、次いでハネムーンとなり、20代の若い世代の伸び率が高い。旅行日数は6日間が人気を集めた。2位の韓国、3位の台湾は、家族旅行に次いでいずれも女性同士での参加が多く、円安の影響を受けにくい方面として人気だ。

　海外旅行（添乗員あり）の全方面合計では、昨年に続いてイタリアがトップ。2位はスペイン・ポルトガル。昨年はパリ2024オリンピック・パラリンピックの開催で渡航が難しかったフランスが3位にランクインした。

　一方、国内旅行（添乗員なし）の全方面合計では、沖縄が1位となった。7月25日開業予定のテーマパーク「JUNGLIA OKINAWA」の影響もあるようで、沖縄本島の人気が高くなっている。沖縄を目的地とした予約の約80％が家族旅行だった。2位の北海道・道南は、食や自然体験から人気。3位の関西は、大阪・関西万博の開催により人気を集めている。国内旅行（添乗員あり）の全方面合計では、昨年に続き東北が1位。夏祭りや花火大会を目的としたプランの人気が高い。