エース達成で米価高騰の今こそうれしい“サトウのごはん”1年分 発多ヤマトは先輩・片岡尚之の思いを継いで「大学に恩返し」
<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2日目◇27日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇6956ヤード・パー71>
東北福祉大出身の24歳・発多ヤマトが、選手会主催大会の2日目に8番パー3(実測174ヤード)でホールインワンを達成。ジャパンゴルフツアー選手会より賞金30万円、特別協賛のサトウ食品株式会社からは『サトウのごはん』が1年分贈られた。
“令和の米騒動”まっただなかの現在。そのなかで今回の贈り物は大きいが、発田は自身ではなく大学の後輩たちに贈るという。
それは、同大学出身の先輩・片岡尚之がかつて示した厚意を受け継いだものだった。「この大会で片岡(尚之)さんが優勝して、(大学の)寮にお米を送っていただいた。それを食べて何とか生きていたので、貧困…とは言わないけど、バイトしながらの生活で、(当時は)自炊していたので、すごく助かった。大学に恩返しが出来たらなと思います」と、今回は自身が後輩に贈ることとなった。
実測174ヤードから“ショットイン”させたのは『ミズノプロ243』の8番アイアン。これは「ミズノの工場で、テストを行い『きみは、これが良いと思うよ』ってクラフトマンの方が言ってくれた」。実際に打ってみると「すごく打ちやすいし、好きな球が打てる」と好感触を得て投入。昨年の春から使用している。
今年は同メーカーのアイアンを使用している選手が活躍。国内女子ツアーでは4月の「ヤマハレディースオープン葛城」で穴井詩(JPX 921ツアー)、6月「リゾートトラスト レディス」で稲垣那奈子(ミズノプロ245)、翌週のステップ・アップ・ツアー「プレナスレディースカップ」では浜崎未来(ミズノプロ243)、「宮里藍 サントリーレディスオープン」では高橋彩華(ミズノプロ245)が優勝を挙げている。“最強な武器”とともに発田も続きたい。
この日は、1イーグル・4バーディ・1ボギーの「66」とスコアを伸ばすも、トータル3アンダー・暫定・68位タイ。午後組がまだホールアウトしていないが、週末もプレーできることを願いながら練習場に向かった。(文・高木彩音)
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