<往復5時間半>17歳の遠距離通学!定期代10万円…そこまでして通う学校とは?:所さんのそこんトコロ
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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金曜夜7時25分からは、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」【人気企画大連発2時間半SP!!】を放送。
「テレ東プラス」では、6月6日(金)に放送された「驚きの遠距離通学 なぜそんなに遠くから通っているんですか?」をプレイバックします。
【動画】<往復5時間半>17歳の遠距離通学!定期代10万円…目指す夢とは?

リポーターの井本貴史(ライセンス)がやって来たのは、関東で最も東に位置する千葉・銚子市。17歳の高校3年生・高田さんが遠距離通学をしています。
午後3時50分、高田さんが「めちゃくちゃ遠い」と話す自宅へ同行スタート。
まずは20分歩いて駅へ。そこから各駅停車に1時間以上揺られ、終点のターミナル駅に到着。電車を乗り換え、家族に帰宅時間を連絡します。
あたりがすっかり暗くなった頃、ようやく最寄りの駅に到着。
気になる定期代は、6カ月でなんと約10万円! 全て親御さんが負担しています。
駅からは夜道を15分歩き、ようやく帰宅。片道約2時間45分、往復約5時間半の遠距離通学です。

高田さんは家族5人暮らし。この日の献立は、お兄さんが作ってくれた豚汁でした。月に一度は家族で時間を合わせて夕食を囲むようにしているそうで、家族の仲の良さが伝わってきます。
遠距離通学について、「やりたいことやってもいいけど、責任は自分で」と話すお母さん。個人の自由を尊重しつつ、"自分のことは自分でやる"というのが高田家の教えです。
夕食後、高田さんは自室で学校の課題に取りかかります。読んでいたのは、いくらやかずのこが描かれた教科書。一体何を学んでいるのでしょうか?
翌日も早朝5時30分に家を出発し、約2時間半かけて学校へ。

高田さんが通っているのは、甲子園での優勝経験もある野球の強豪校「千葉県立銚子商業高等学校」。流通ビジネスや会計、情報通信技術を学ぶ学科もありますが、高田さんが向かったのは、学校の銘板にも記されている「海洋校舎」でした。

高田さんが所属しているのは、水産業を学ぶ「海洋科」。この日の授業では、食品製造を学ぶ一環として、魚をさばいてミンチにし、さらに缶詰に加工するまでの一連の作業を行っていました。

学校が管理する船に乗って川や海の水質調査を行い、自然環境について学ぶほか、魚の生態なども学習します。そのため、学校には船だけでなく、船着き場や巨大な水槽も整備されています。
高田さんの将来の夢は、小中学校で食育を行う「栄養教諭」になること。子どもたちに食に関する正しい知識を教えるため、給食の栄養指導などを行う仕事です。高田さん自身も、小学校で食品の知識を栄養教諭から学んだことがきっかけで、この仕事に興味を持つようになったそうです。
自宅の近くに、必要な科目を学べる高校はありませんでしたが、「食品も学べるし、自分の好きな海のことも学べる」と前向きに考え、この学校に通うことを決意した高田さん。栄養教諭になるという夢に向かって、今日も遠距離通学を続けています。
「テレ東プラス」では、6月6日(金)に放送された「驚きの遠距離通学 なぜそんなに遠くから通っているんですか?」をプレイバックします。
【動画】<往復5時間半>17歳の遠距離通学!定期代10万円…目指す夢とは?

リポーターの井本貴史(ライセンス)がやって来たのは、関東で最も東に位置する千葉・銚子市。17歳の高校3年生・高田さんが遠距離通学をしています。
午後3時50分、高田さんが「めちゃくちゃ遠い」と話す自宅へ同行スタート。
まずは20分歩いて駅へ。そこから各駅停車に1時間以上揺られ、終点のターミナル駅に到着。電車を乗り換え、家族に帰宅時間を連絡します。
あたりがすっかり暗くなった頃、ようやく最寄りの駅に到着。
気になる定期代は、6カ月でなんと約10万円! 全て親御さんが負担しています。
駅からは夜道を15分歩き、ようやく帰宅。片道約2時間45分、往復約5時間半の遠距離通学です。

高田さんは家族5人暮らし。この日の献立は、お兄さんが作ってくれた豚汁でした。月に一度は家族で時間を合わせて夕食を囲むようにしているそうで、家族の仲の良さが伝わってきます。
遠距離通学について、「やりたいことやってもいいけど、責任は自分で」と話すお母さん。個人の自由を尊重しつつ、"自分のことは自分でやる"というのが高田家の教えです。
夕食後、高田さんは自室で学校の課題に取りかかります。読んでいたのは、いくらやかずのこが描かれた教科書。一体何を学んでいるのでしょうか?
翌日も早朝5時30分に家を出発し、約2時間半かけて学校へ。

高田さんが通っているのは、甲子園での優勝経験もある野球の強豪校「千葉県立銚子商業高等学校」。流通ビジネスや会計、情報通信技術を学ぶ学科もありますが、高田さんが向かったのは、学校の銘板にも記されている「海洋校舎」でした。

高田さんが所属しているのは、水産業を学ぶ「海洋科」。この日の授業では、食品製造を学ぶ一環として、魚をさばいてミンチにし、さらに缶詰に加工するまでの一連の作業を行っていました。

学校が管理する船に乗って川や海の水質調査を行い、自然環境について学ぶほか、魚の生態なども学習します。そのため、学校には船だけでなく、船着き場や巨大な水槽も整備されています。
高田さんの将来の夢は、小中学校で食育を行う「栄養教諭」になること。子どもたちに食に関する正しい知識を教えるため、給食の栄養指導などを行う仕事です。高田さん自身も、小学校で食品の知識を栄養教諭から学んだことがきっかけで、この仕事に興味を持つようになったそうです。
自宅の近くに、必要な科目を学べる高校はありませんでしたが、「食品も学べるし、自分の好きな海のことも学べる」と前向きに考え、この学校に通うことを決意した高田さん。栄養教諭になるという夢に向かって、今日も遠距離通学を続けています。
記事提供元:テレ東プラス
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