通算2勝目を狙う佐藤心結は、軟鉄鍛造アイアン二刀流の使い手だった!?
昨季悲願の女子ツアー初優勝を果たし、通算2勝目を狙う佐藤心結。ダイナミックなスイングが武器の彼女は、2タイプの軟鉄鍛造アイアンを使用する。その詳細をレポートしたい。
佐藤は、7I~PWで『241CB』ヘッドに『N.S.PRO 950GH S』を挿して使用している。ツアープロに高い人気を誇る軟鉄鍛造モデルだが、何を気に入っているのだろうか。
「オフのテストで手応えがあって、ソールの抜けが良くて、球もしっかり上がってくれるのが良かったですね。打感も柔らかい。見た目は以前のモデルの『221CB』と変わりがないので、すぐに替えられました」(佐藤)
昨年と変更している点は、5・6Iでやさしい軟鉄の『258CBP』を使用していることだろう。シャフトは『N.S.PRO 950GH S』を採用している。
「やさしめの軟鉄鍛造モデル(ボディは軟鉄、フェースはクロモリブデン鋼)ですけど、見た目は重た過ぎるわけでもくスッキリ見えるので、すごくいいと思います。以前、5番はUT型アイアン『233HF フォージド』を使っていたんですが、スッキリ見えてやさしい方がいいかなと替えました。やさしくて打ちやすいモデルですね」(佐藤)
クラブフィッター吉川仁氏は5・6Iでモデルを変える点を以下のように分析。「しっかり打ち込めるタイプの選手には、依然としてアイアンが人気です。ヘッドが大きいやさしいヘッドで打ち込むとソールが跳ねたり、フェースが返り過ぎたりしてミスが出やすくなる。そんな中で人気なのは、軟鉄鍛造ボディで、構造や素材で性能を高めたアスリートモデル。一般的に打ちこなせないロングアイアンでも高さが出せますし、ミスヒットにも強くてタテ距離が安定するからです」
軟鉄鍛造アイアンの二刀流を取り入れた佐藤。切れ味鋭いアイアンショットを武器に、今季初優勝を飾れるのか目が離せなさそうだ。
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