ダイソーの置くだけスマホスタンドは本当に音量アップする? 徹底検証してみた!
ダイソーで110円の「スマホスタンド」は単なるスタンドではなく、電源なしでもスマホを置くだけで音が大きく広がる機能があると言います。そこで今回は、実際に筆者が購入して、本当にスマホで再生した音楽が大きく聴こえるのかテストしてみました! 果たしてその結果は!?
置くだけで音が大きく広がる「スマホスタンド」ってどんなもの?
イヤホンを使わず、スマホの本体スピーカーで音楽を聴いても、音がしょぼくてまったくダメですよね。
かといって、「高価なアンプ機能付きスピーカーを買うのはちょっと……」という人は、ダイソーで110円のスマホ対応スピーカー「スマホスタンド」を使ってみましょう。
実はこのスマホスタンド、電源不要のスマホ対応スピーカーになっており、スマホを真ん中に置くだけで音が大きく広がって聴こえる構造になっています。
動画を見るときはスマホを横に置くことも可能ですし、底面にはUSBケーブル用の溝があって端子部分が引っかかるフックもあるので、スマホを充電しながら動画を長時間楽しむこともできるんですね。
■ダイソー「スマホスタンド」のスペック
【材質】ポリプロピレン
【サイズ】11.8×11×12.5cm
【カラー】ダークグレー/ホワイト
【機能】スマホを置くだけで音が広がる(電源不要)/USBケーブルで充電しながら音楽や動画を再生できる(USB固定ストッパー付)



というわけで、ダイソーの「スマホスタンド」はたった110円ですが、スマホ用のスタンドとしては十分に使えそうです。
とはいえ、やはり気になるのは音の増幅機能。通常、スピーカーで音を大きくするには電力を使ったアンプ機能が必要になるはずですが、電源(アンプ)なしでいったいどこまで音が大きくなるのでしょうか?
実際にスマホスタンドで音楽を聴いてみよう!
それでは、実際にダイソーのスマホスタンドにスマホを置いて、本当に音が大きく広がるのか確認してみましょう。
まずは、iPhone 16で音楽を再生してみますが、やはりスマホのスピーカーでは音がこもった感じで音量も小さいためとても鑑賞に堪えません。
しかし、スマホスタンドにiPhoneを縦に置いてみると、音楽がかなりクリアに聴こえるようになりました。正直言って音量はあまり大きくなっていませんが、音質に関してはかなり向上していると思います。
ちなみに、iPhone本体スピーカーの音を騒音計測機で測定したときは80.5db前後でしたが、スマホスタンドに置いた場合は83.7db前後と、わずかに大きくなっていることが確認できました。
iPhoneでテストした結果


次に、Androidスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」でもテストしてみましょう。
こちらも、本体スピーカーで再生しても音が小さく音楽鑑賞に堪えない音質でしたが、スマホスタンドに縦に乗せると、iPhone 16と比べて明らかに音が大きくなり、音質も向上しているのを実感できました。
これなら、「置くだけで音が広がる」というキャッチコピーも納得できますね!
ちなみに、本体スピーカーの音を騒音計測機で測定したときは75.7db前後でしたが、スマホスタンドに置いた場合は82.7db前後と、7dbほど音量が大きくなっていました。
Androidスマホでテストした結果


まとめ
いかがでしょうか? 今回はダイソーで110円の「スマホスタンド」を使って、本当に音が大きく広がるのかどうか実際にテストしてみました。
その結果、iPhone 16ではさほど音が大きくなりませんでしたが、音はクッキリとかなり聴き取りやすくなりました。
これに対し、Androidスマホ「OPPO Reno10 Pro 5G」をスマホスタンドに乗せると、かなり音が大きくなって、音質も向上しているのが確認できました。これなら十分実用的だと思います。
なお、同じAndroidスマホでも「OPPO Reno5 A」の場合はiPhone 16のように音質は向上したものの、音はさほど大きくなったとは感じませんでした。やはり、スマホの形状や本体スピーカーの状態でその効果は多少変わってくるようですね。
※文中の価格はいずれも税込です。
※記事中の商品は筆者が購入時点のものです(2025年5月)。店舗によっては在庫切れ、取り扱いがない場合もありますのでご了承ください。
※騒音計測機での計測は静かな会議室で行っていますが、正確な数値ではありません。あくまでも目安として紹介しています。
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。