〈石井隆Returns〉「ヌードの夜」の特報映像&上映4作の場面写真など解禁
劇画家、脚本家、映画監督として女と男の愛を描き続けた石井隆。その没後3年に合わせ、初期監督作である「死んでもいい」(1992)「ヌードの夜」(1993)「夜がまた来る」(1994)「天使のはらわた 赤い閃光」(1994)の4本をHDリマスター版で上映する特集〈石井隆Returns〉が、6月6日(金)よりシネマート新宿、池袋HUMAXシネマズほか全国で順次開催される。
先行イベント(5月23日に池袋HUMAXシネマズで実施。5月9日にチケット販売開始。来場者には石井監督が描いた【名美イラスト原画】のポストカードをプレゼント)でも上映されるHDリマスター版「ヌードの夜」の特報映像、同イベントでトークショーを行う竹中直人とライムスター宇多丸のコメント、そして上映4作品の場面写真が到着した。
〈コメント〉
竹中直人
石井隆監督作品はいつも濡れている。そして朽ちている。やるせなくはかなく残酷でかなしい。そしてなんとも言えない毒がある。決して誰もが観る映画ではない。好きな人はめちゃくちゃ好き。嫌いな人は全く嫌い…。こりゃ一体どう言う事だ…。どう言う事でもない。石井隆監督は永遠って事なんだ。
宇多丸(RHYMESTER)
途轍もなく恐ろしく(なんなら“リアルに”!)おぞましいのに、まるで昔から馴染んだ悪夢のように、なぜか繰り返しそこに戻りたくもなる……私にとって石井隆ノワールは、そんな言わば「夢幻的修羅場」に満ちた、魔の時空だ。そしてそれは言うまでもなく、劇場の暗がりに身を潜め、息を殺して、目撃すべきものなのだ。




配給・宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト
協力:ファムファタル、キングレコード、日活、キネマ旬報社、中央映画貿易、ダブル・フィールド
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。