畑岡奈紗が日本の舞台で感じた「頑張る意味」 7年ぶり地元メジャーで好発進
<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇8日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県)◇6665ヤード・パー72>
米国女子ツアーを主戦場に戦う畑岡奈紗が7年ぶりとなる地元のメジャー大会に参戦している。初日は4バーディ・1ボギーの「69」をマークし、3アンダーでホールアウトした。
地元ということもあり、朝一から多くのギャラリーに囲まれてスタート。「雰囲気が普段(米ツアー)と違うので、4ホールぐらいは緊張していた」。ひさしぶりに味わう感覚に、序盤は緊張を隠せなかった。
ギャラリーの中には、“NASA”と書かれた大きな旗を持つ応援団の姿もあった。「たくさんの方に来ていただいてすごくうれしいですし、私が頑張ってやっている意味の一つでもある。久しぶりにたくさんの方の前でプレーができてすごい良かった」と笑顔を見せる。
10番からスタート。前半の9ホールはすべてのティショットをフェアウェイに置くも、「なかなかチャンスにつけられなかった」。先に来たのはスタート直後のボギー。14番まではパットも決めきれずにパーが続いた。それでも「少ないチャンスを生かしていかないと、こういうコースでは伸ばせない。ただ自分では納得のいくパットで外していたので、すぐに次のホールに(気持ちを)切り替えられていた」と前向きに歩みを進めていた。
もどかしさもありがら迎えた15番で2.5メートルを沈めると、16番でも3メートルの下りスライスラインをねじ込み連続バーディを奪取。後半はボギーなしで2バーディを奪いホールアウトした。「惜しいパットはあと2、3つぐらいありましたけど、でもすごくいいプレーだったと思う」。全体的に納得いく滑り出しだ。
ショット面では「ティショットは全部フェアウェイに運べましたけど、ウェッジで引っ張ってしまうこともあったので、そこは修正しないといけない」と課題を挙げる。この日は午前組のスタートで、午後1時前にはホールアウト。あすは午後組で練習時間はたっぷりあるが、「あまり長くならないように、ポイントを絞って。しっかりあすにつながるプレーができるように調整したい」と、日米連戦ということもあり体力温存にも励む。このまま好位置をキープし、一歩ずつ地元優勝に近づいていきたい。(文・高木彩音)
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