総額20億円超! 前澤杯に集結したスーパーカーに選手も大興奮【男子ツアーの“ヒトネタ”】
ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”ものの中からちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は男子ツアー第2戦の「前澤杯」が行われたMZ GOLF CLUB(千葉県)から。
前澤友作氏が所有する完全非公開のプライベートコースで開催された今大会。異例の10日間にわたるプロアマ戦など、話題が尽きない大会となったが、特に展示されていた車に度肝を抜かれた。
クラブハウスの正面玄関にはレッドカーペットが敷かれ、前澤氏がオーダーしたロールス・ロイス×エルメス仕様の「ファントム オリベ」が来場者を出迎える。そしてコースに一歩出れば、スーパーカーを超えた"ハイパーカー"たちがずらりと並んでいた。
世界にわずか399台しか存在しない、2002年に発表された『エンツォフェラーリ』も、さらりと置かれている。珍しい黒のボディはフェラーリファンには堪らない一台だ。さらに、前澤氏が世界で唯一所有する特別仕様車「ゾンダ・ゾゾ」も登場。パープルに輝くその姿は、ひときわ異彩を放ち、その価格は驚きの約8億円とも言われている。
さらには、イギリスのアストンマーチンが、F1のレッドブルレーシングとのコラボによって生み出したハイパーカー『ヴァルキリー』も。F1技術を公道に持ち込むことを目標に設計され、空力性能を徹底的に追求した1台。これはレアすぎる…。
展示された車の総額は20億円超とも言われている。選手たちも思わず立ち止まり、カメラを向ける光景が広がった。そんな中でも、特に目を輝かせていたのが佐藤大平だった。大の車好きで、F1も好きな佐藤。推しのF1ドライバーは、史上最多タイとなる7回のワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン(イギリス)だ。
佐藤イチオシの1台は、『メルセデス AMG ONE』。メルセデスが手がけた、F1テクノロジー満載のハイパーカーだ。F1マシンに由来するパワーユニットを搭載したプラグインハイブリッドで、公道車最速タイムを誇る。世界限定275台、価格は4億6000万円だ。
「オーダーしてから7年待つんですよね」と目を輝かせながら語る佐藤。車の知識は豊富で、ボディからコックピット、ホイール、ディフューザーまで、少年のような表情でのぞき込んでいた。
スーパーカー展示には、前澤氏の「スーパーカーの素晴らしさを伝えたい」という想いが込められている。会場の子どもたちは大喜びで、親子で写真を撮ったり、夢中で車を撮影するギャラリーにあふれていた。ゴルフだけではない、新たな楽しみを提供する大会のスタイルが、確かにここにあった。(文・齊藤啓介)
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。