看護師が足りない…大量退職した病院の現場に密着 日本の医療の行く末:ガイアの夜明け
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4月25日(金)に放送された「ガイアの夜明け」(毎週金曜夜10時)のテーマは、「看護師が足りない!」。
【動画】看護師が足りない…大量退職した病院の現場に密着 日本の医療の行く末
今、医療現場で看護師が不足、その影響で病棟の閉鎖や病院の閉院が相次いでいる。
かつて「白衣の天使」とも呼ばれ、憧れの職業だった看護師。しかし今は、長時間労働とそれに見合わない低賃金などの理由から、苦しい立場に立たされている。
2020年の最新の統計によると、看護師は全国で約173万人(厚生労働省調べ)。2025年には、最大27万人もの看護師が足りなくなるとの推計も。医療現場の崩壊は、私たちの日常生活や健康にも大きく波及する問題だ。
ガイアは、実際に看護師が大量退職した病院の現場に密着。日本の医療の行く末は…。

3月13日。日本最大の病院グループの総本山「国立病院機構東京医療センター」(東京・目黒区)は、物々しい雰囲気に包まれていた。集った人たちは「良い医療を提供し、患者サービス向上のため、人を増やせ!」と叫ぶ。
この日、早朝1時間限定で、看護師たちがストライキを決行。この動きは、福岡や仙台など全国1000以上もの病院や介護施設などで同時に起きていた。

同じ頃、新宿をはじめとした各地の繁華街ではデモ行進も。「医療・介護の大幅増員を行え!」。看護師たちはもっと人を増やし、賃金を上げてほしいと訴えたのだ。
これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、「医療現場は大変不足感があると承知している。令和6年度補正予算において、さらなる賃上げに向けた生産性向上、職場環境改善等の支援を講じてきた。まずは必要な支援が現場に行き届くように取り組みながら、着実な賃上げにつなげたい」と話した。
厚生労働省の調査によると、2024年の賃金改定額は産業別平均で約1万2000円のアップ。しかし医療・福祉分野では約6800円と、平均を大きく下回っている。
2020年の厚生労働省の発表では、看護職は全国で約173万人。5年後の2025年には最大27万人足りなくなるとの推計もあったが、有効な手が打てないまま、恐れていた事態が現実になってしまった。
「今の日本の医療は、看護師や介護職員のやりがいや責任感に支えられている。政府自体もそこに頼っていて、もっと医療や介護を良くするためにお金をかけなければいけない。看護師は白衣の天使じゃない。働きやすい職場にしないと、医療から人がいなくなる」(日本医療労働組合連合会・佐々木悦子中央執行委員長)。
医療現場は今、待ったなしの状況に追いやられていた。
看護師の大量退職…その現実に直面している「西淀病院」(大阪市)。病床数は218、看護師は約160人で、救急も24時間受け付ける地域に密着した中規模の病院だ。

看護主任の弥永 遥さん(35)は、看護師になって15年の中堅。この日は、患者の情報を共有していたのは4年後輩の二木由紀恵さん。この病院は、看護師2人で14、5人の患者を受け持つ体制を取っている。手厚い看護が評判で、地元には欠かせない病院だ。
シフト作りも弥永さんの仕事の一つ。看護師160人規模の病院だが、この1年間で30人が五月雨式に辞めていったこともあり、以前にも増して、シフト作りに頭を悩ませていた。
「回復リハビリ病棟には60人の患者さんがいて、夜は3人の看護師、下手したら2人の看護師、1人の介護士で診ている。看護師の数はもう少し増やしてもらわないと、大変かなと思っている。(病院の管理側も)求人をかけたり派遣会社を使ったりして頑張ってくれてはいるが、それでも集まらないのが現状」。
こうした看護師不足は、日本全国で深刻化している問題だ。
そんな中、西淀病院の病棟でコロナ患者が発生。病院が細心の注意を払い、対処しているコロナだが、怖れていた事態が起きてしまった。コロナ患者を隔離するため、6階フロアだけで50もあるベッドを総入れ替えする。
この時、弥永さんは退勤時間を過ぎており、2歳の娘を保育園に迎えに行く時間が迫っていた。

結局、病院を出たのは退勤時間を1時間過ぎた午後5時半。迎えの時間には何とか間に合ったが、弥永さんの日常はいつも時間に追われている。
次の日の夜。弥永さんとペアを組んでいた二木さんのシフトは準夜勤。西淀病院は3交代のシフト制で、日勤の他、準夜勤と深夜勤がある。夜勤の前日はたいてい休みだが、「休みは多くても、夜勤に入るための寝る時間になってしまうので、休みとは言えない」(二木さん)。

看護師の年収は、全職種で見ると平均的だ。しかし夜勤や残業の割合も多く、何より命を預かる激務。西淀病院でもこうした状況から退職が相次ぎ、残った人たちの夜勤がさらに増える悪循環が続いていた。
小さな子どもがいる弥永さんにも夜勤が回ってくる。子育て中の看護師の夜勤は月2回までと決められているが、人手不足のため、弥永さんは月に4回ほど、自らをシフトに入れている。

朝9時。日課である、入院患者のベッドの移動について話し合いが行われていた。
ベッドの稼働率は、病院の利益の生命線だ。厳しい表情で指示を出すのは、看護部長の小玉裕加子さん。西淀病院に入って30年で、6年前、看護部長に就任した。今では病院の経営幹部の一人だ。
「地域になくてはならない病院を守っていきたい。看護の体制の不足で病院が潰れるということがあってはならないと思っている」。
小玉さんは、看護師の大量退職に責任を感じていた。しかしそれには原因がある。
「人員体制がずっと不足、足りない中、応援で何とか切り抜けるという事をせざるを得ない状況にしてしまったこと、管理室あげて申し訳なさでいっぱいになっている。診療報酬改定の度に揺さぶられて、私自身は腹立たしいことがたくさんある」。

病院の収益は、国が定めた診療報酬で算出される。例えば初診料なら291点、2910円。点数は入院料や手術内容など細かく定められており、病院側が勝手に変えることはできない。
ところが2024年度の制度改定では、内科の入院料の評価が引き下げられた。外科の無い西淀病院は、年間約3000万円の減収が見込まれたのだ。
ただでさえひっ迫した医療…看護師の確保に予算が割けなくなっていた。
この日、小玉さんは経営者側の立場で、西淀病院の労働組合委員長・曽我部日和さんと重要な話し合いをすることに。曽我部さんは病院を代表して、あのストにも参加していた。

「人員不足のところを補える気持ち、パワーが欲しいというところで、ベースアップと定期昇給、両方できたらいいとみんなが思っている」(曽我部さん)。
労働組合として「3万円以上のベースアップ」と「定期昇給」を要求するが、これに対して小玉さんは、「看護師たちが疲弊して“もういいや”と思わないように何とか管理側でできことはしたいが、正直厳しい。こちらの思うような人の確保はできない」。
お互いの立場を理解しつつも、厳しいやり取りが続く。
「ベースアップは厳しいが、定期昇給は頑張る。一時金も頑張って前年度を下回らない」(小玉さん)
「“下がる”はない。予算以下はない。予算以下になったら、たぶん全員でストライキする」(曽我部さん)。
看護師たちの切羽詰まった要求…そうしたなか小玉さんは、看護師たちの激務を救おうと、新たな一手を打っていた――。

石川・七尾市。看護の現場から苦境が伝えられる中、それでも看護師を目指す若者たちがいる。ここは、能登で唯一の看護専門学校「七尾看護専門学校」。全国の看護学校の入学者数は2018年をピークに大きく減少し、この学校も例外ではない。
2024年元日に起きた能登半島地震では校舎も被害を受け、震災後は入学希望者がかつての半分以下に激減。このままでは、看護師の卵すら足りなくなってしまう。

そんな中、目標に向かって励む生徒たちの姿が。3年生で輪島出身の大積紅愛さん(21)は、「周りに看護師が多くて、中学生の頃から目指すようになった。元々輪島に帰ろうと思っていたので、奨学金を借りて、輪島病院に就職を決めていた」と話す。
大積さんをはじめ、震災前に入学した33人の3年生は、国家試験を間近に控えていた。
試験に合格すれば、6割以上が能登の病院に就職する予定だ。

取材した日、クラス委員長の佐竹龍星さんは、つまずきやすい問題をまとめ、クラスメイトに教えていた。七尾看護専門学校の2024年の国家試験合格率は87.1%。震災の影響を受けて全国平均を下回ったが、だからこそ今年は“全員合格”を目標に掲げていた。
佐竹さんが目指すのは、災害看護師。災害看護師とは、災害現場に出向いて活動する看護師のことで、能登半島地震が起きた際もいち早く現地に来て、被災者を医療の面から支えていた。この目標ができてからというもの、佐竹さんはより一層勉強に身が入るようになったという。
2月15日、国家試験前日。金沢のホテルに前乗りした生徒たちは、それぞれ遅くまで勉強していた。志願者が減っている看護師だが、大積さんにも頑張れる理由がある。

「ブラックなところはブラックと聞く。実習に行って看護師さんは大変だなと思ったが、患者さんから手紙をもらった時、うれしかった。『入院期間中、あなたは私の天使でした』と書かれた手紙を見た瞬間、大号泣した。それが、看護師になろうと思える理由」。
志を胸に、学生たちの最後の追い込みは夜遅くまで続いた。
2月16日。国家試験が、全国43カ所の会場で一斉に行われた。いよいよ運命の時…試験は5時間余りの長丁場だが、果たして33人の結果は…? 大積さんと佐竹さんは夢をかなえることができたのか――。
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【動画】看護師が足りない…大量退職した病院の現場に密着 日本の医療の行く末
今、医療現場で看護師が不足、その影響で病棟の閉鎖や病院の閉院が相次いでいる。
かつて「白衣の天使」とも呼ばれ、憧れの職業だった看護師。しかし今は、長時間労働とそれに見合わない低賃金などの理由から、苦しい立場に立たされている。
2020年の最新の統計によると、看護師は全国で約173万人(厚生労働省調べ)。2025年には、最大27万人もの看護師が足りなくなるとの推計も。医療現場の崩壊は、私たちの日常生活や健康にも大きく波及する問題だ。
ガイアは、実際に看護師が大量退職した病院の現場に密着。日本の医療の行く末は…。
私たちは白衣の天使じゃない!…声を上げる看護師たち

3月13日。日本最大の病院グループの総本山「国立病院機構東京医療センター」(東京・目黒区)は、物々しい雰囲気に包まれていた。集った人たちは「良い医療を提供し、患者サービス向上のため、人を増やせ!」と叫ぶ。
この日、早朝1時間限定で、看護師たちがストライキを決行。この動きは、福岡や仙台など全国1000以上もの病院や介護施設などで同時に起きていた。

同じ頃、新宿をはじめとした各地の繁華街ではデモ行進も。「医療・介護の大幅増員を行え!」。看護師たちはもっと人を増やし、賃金を上げてほしいと訴えたのだ。
これに対し福岡資麿厚生労働大臣は、「医療現場は大変不足感があると承知している。令和6年度補正予算において、さらなる賃上げに向けた生産性向上、職場環境改善等の支援を講じてきた。まずは必要な支援が現場に行き届くように取り組みながら、着実な賃上げにつなげたい」と話した。
厚生労働省の調査によると、2024年の賃金改定額は産業別平均で約1万2000円のアップ。しかし医療・福祉分野では約6800円と、平均を大きく下回っている。
2020年の厚生労働省の発表では、看護職は全国で約173万人。5年後の2025年には最大27万人足りなくなるとの推計もあったが、有効な手が打てないまま、恐れていた事態が現実になってしまった。
「今の日本の医療は、看護師や介護職員のやりがいや責任感に支えられている。政府自体もそこに頼っていて、もっと医療や介護を良くするためにお金をかけなければいけない。看護師は白衣の天使じゃない。働きやすい職場にしないと、医療から人がいなくなる」(日本医療労働組合連合会・佐々木悦子中央執行委員長)。
医療現場は今、待ったなしの状況に追いやられていた。
看護師が大量退職…ママさんナースと病院の苦悩
看護師の大量退職…その現実に直面している「西淀病院」(大阪市)。病床数は218、看護師は約160人で、救急も24時間受け付ける地域に密着した中規模の病院だ。

看護主任の弥永 遥さん(35)は、看護師になって15年の中堅。この日は、患者の情報を共有していたのは4年後輩の二木由紀恵さん。この病院は、看護師2人で14、5人の患者を受け持つ体制を取っている。手厚い看護が評判で、地元には欠かせない病院だ。
シフト作りも弥永さんの仕事の一つ。看護師160人規模の病院だが、この1年間で30人が五月雨式に辞めていったこともあり、以前にも増して、シフト作りに頭を悩ませていた。
「回復リハビリ病棟には60人の患者さんがいて、夜は3人の看護師、下手したら2人の看護師、1人の介護士で診ている。看護師の数はもう少し増やしてもらわないと、大変かなと思っている。(病院の管理側も)求人をかけたり派遣会社を使ったりして頑張ってくれてはいるが、それでも集まらないのが現状」。
こうした看護師不足は、日本全国で深刻化している問題だ。
そんな中、西淀病院の病棟でコロナ患者が発生。病院が細心の注意を払い、対処しているコロナだが、怖れていた事態が起きてしまった。コロナ患者を隔離するため、6階フロアだけで50もあるベッドを総入れ替えする。
この時、弥永さんは退勤時間を過ぎており、2歳の娘を保育園に迎えに行く時間が迫っていた。

結局、病院を出たのは退勤時間を1時間過ぎた午後5時半。迎えの時間には何とか間に合ったが、弥永さんの日常はいつも時間に追われている。
次の日の夜。弥永さんとペアを組んでいた二木さんのシフトは準夜勤。西淀病院は3交代のシフト制で、日勤の他、準夜勤と深夜勤がある。夜勤の前日はたいてい休みだが、「休みは多くても、夜勤に入るための寝る時間になってしまうので、休みとは言えない」(二木さん)。

看護師の年収は、全職種で見ると平均的だ。しかし夜勤や残業の割合も多く、何より命を預かる激務。西淀病院でもこうした状況から退職が相次ぎ、残った人たちの夜勤がさらに増える悪循環が続いていた。
小さな子どもがいる弥永さんにも夜勤が回ってくる。子育て中の看護師の夜勤は月2回までと決められているが、人手不足のため、弥永さんは月に4回ほど、自らをシフトに入れている。

朝9時。日課である、入院患者のベッドの移動について話し合いが行われていた。
ベッドの稼働率は、病院の利益の生命線だ。厳しい表情で指示を出すのは、看護部長の小玉裕加子さん。西淀病院に入って30年で、6年前、看護部長に就任した。今では病院の経営幹部の一人だ。
「地域になくてはならない病院を守っていきたい。看護の体制の不足で病院が潰れるということがあってはならないと思っている」。
小玉さんは、看護師の大量退職に責任を感じていた。しかしそれには原因がある。
「人員体制がずっと不足、足りない中、応援で何とか切り抜けるという事をせざるを得ない状況にしてしまったこと、管理室あげて申し訳なさでいっぱいになっている。診療報酬改定の度に揺さぶられて、私自身は腹立たしいことがたくさんある」。

病院の収益は、国が定めた診療報酬で算出される。例えば初診料なら291点、2910円。点数は入院料や手術内容など細かく定められており、病院側が勝手に変えることはできない。
ところが2024年度の制度改定では、内科の入院料の評価が引き下げられた。外科の無い西淀病院は、年間約3000万円の減収が見込まれたのだ。
ただでさえひっ迫した医療…看護師の確保に予算が割けなくなっていた。
この日、小玉さんは経営者側の立場で、西淀病院の労働組合委員長・曽我部日和さんと重要な話し合いをすることに。曽我部さんは病院を代表して、あのストにも参加していた。

「人員不足のところを補える気持ち、パワーが欲しいというところで、ベースアップと定期昇給、両方できたらいいとみんなが思っている」(曽我部さん)。
労働組合として「3万円以上のベースアップ」と「定期昇給」を要求するが、これに対して小玉さんは、「看護師たちが疲弊して“もういいや”と思わないように何とか管理側でできことはしたいが、正直厳しい。こちらの思うような人の確保はできない」。
お互いの立場を理解しつつも、厳しいやり取りが続く。
「ベースアップは厳しいが、定期昇給は頑張る。一時金も頑張って前年度を下回らない」(小玉さん)
「“下がる”はない。予算以下はない。予算以下になったら、たぶん全員でストライキする」(曽我部さん)。
看護師たちの切羽詰まった要求…そうしたなか小玉さんは、看護師たちの激務を救おうと、新たな一手を打っていた――。
能登半島地震から1年…看護師の卵たち「運命の春」

石川・七尾市。看護の現場から苦境が伝えられる中、それでも看護師を目指す若者たちがいる。ここは、能登で唯一の看護専門学校「七尾看護専門学校」。全国の看護学校の入学者数は2018年をピークに大きく減少し、この学校も例外ではない。
2024年元日に起きた能登半島地震では校舎も被害を受け、震災後は入学希望者がかつての半分以下に激減。このままでは、看護師の卵すら足りなくなってしまう。

そんな中、目標に向かって励む生徒たちの姿が。3年生で輪島出身の大積紅愛さん(21)は、「周りに看護師が多くて、中学生の頃から目指すようになった。元々輪島に帰ろうと思っていたので、奨学金を借りて、輪島病院に就職を決めていた」と話す。
大積さんをはじめ、震災前に入学した33人の3年生は、国家試験を間近に控えていた。
試験に合格すれば、6割以上が能登の病院に就職する予定だ。

取材した日、クラス委員長の佐竹龍星さんは、つまずきやすい問題をまとめ、クラスメイトに教えていた。七尾看護専門学校の2024年の国家試験合格率は87.1%。震災の影響を受けて全国平均を下回ったが、だからこそ今年は“全員合格”を目標に掲げていた。
佐竹さんが目指すのは、災害看護師。災害看護師とは、災害現場に出向いて活動する看護師のことで、能登半島地震が起きた際もいち早く現地に来て、被災者を医療の面から支えていた。この目標ができてからというもの、佐竹さんはより一層勉強に身が入るようになったという。
2月15日、国家試験前日。金沢のホテルに前乗りした生徒たちは、それぞれ遅くまで勉強していた。志願者が減っている看護師だが、大積さんにも頑張れる理由がある。

「ブラックなところはブラックと聞く。実習に行って看護師さんは大変だなと思ったが、患者さんから手紙をもらった時、うれしかった。『入院期間中、あなたは私の天使でした』と書かれた手紙を見た瞬間、大号泣した。それが、看護師になろうと思える理由」。
志を胸に、学生たちの最後の追い込みは夜遅くまで続いた。
2月16日。国家試験が、全国43カ所の会場で一斉に行われた。いよいよ運命の時…試験は5時間余りの長丁場だが、果たして33人の結果は…? 大積さんと佐竹さんは夢をかなえることができたのか――。
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