“メジャー挑戦!”だった2年前 馬場咲希はプロ初メジャーでハタチに「あっという間」
<シェブロン選手権 事前情報◇22日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>
「全米女子アマ」優勝者の資格で2023年大会に出場した馬場咲希。今年は米ツアーメンバーとしてフィールドに立つ。プロ転向後、メジャー出場はこれが初めてとなる。
「2年前はアマチュアで“メジャーに挑戦”っていう感じだったけれど、今はプロになった。ポイントも獲っていかないといけない」と意気込む。練習ラウンドではヤーデージブックに書き込む量が増え、ショットについてもより深く考えられるようになったと胸を張る。
前哨戦だった先週の「JMイーグルLA選手権」は初日を9位発進としながら、2日目に「78」を叩いて予選落ちを喫した。「試合が続くので、悪くても(気持ちを)切り替えないといけない」とすでに前を向いている。土曜日に移動して、プロアマを合わせて合計2ラウンドをプレー済み。少し長めの準備期間を使って、入念な調整を行った。
大会期間中には“節目”も迎える。大会2日目の4月25日は誕生日。ハタチになる。「あっという間。20歳になった自分を考えてなかった」と話す一方で、「20歳は大人になる節目。今は周りの人たちにお世話になっているけれど、ゴルフ以外のことも、自分の力でできるようになりたい」と、周囲のサポートに感謝しつつ、自立への意識をのぞかせた。
日本では20歳から飲酒が認められているが、米国では21歳から。お酒は日本に一時帰国したときのお楽しみとなりそうだ。「家族から“おめでとう”って言われて、お酒を飲むことに憧れていたから、できたらいいな」。今週はオトナへの第一歩。予選通過を果たし、ハタチのスタートダッシュを決めたい。(文・笠井あかり)
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