髙橋藍は18歳で日本代表入りしプレッシャーを感じる日々を送っていた。そんな彼を支えたのは……『NumberTV』第17話

『NumberTV』第17話
NTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」では、さまざまなジャンルのトップアスリートを招き、彼らの競技人生における「最大の挫折」の真実に迫る『NumberTV』を配信している。その時何を感じ、どう壁を乗り越えたのか。選手本人が当時の写真と向き合いながら、復活までの道のりを明かす本格ドキュメンタリーだ。#17では、バレーボール・髙橋藍選手の挫折と苦悩に迫る。
「すごいしんどいなっていう思いでやってました」代表入り後の苦しい気持ちを明かす
2020年、高校3年生の18歳で日本代表初選出となった髙橋藍。アンダーカテゴリでも日の丸を背負ったことのない18歳での代表入りは、周囲を驚かせた。当時について髙橋は「もちろんうれしさもありました。代表に入りたいっていう思いはすごくあったので、うれしさもあったんですけど、そこで今戦える自信はなかったですね」と、うれしい気持ちはあったが、戦っていける自信はなかったと振り返る。
そして入ってすぐに絶対的エースである石川祐希のマネをしろと言われ、「そこに入っているのが申しわけないというか、役割を果たせるほどの力はないのに」と申しわけなく思っていたことを吐露し、「正直、内心はビビってたというか、心の底から楽しめてなかったというか」と当時の心境を振り返った。さらに「この状況がずっと続くならすごいしんどいなっていう思いでやってました」とコメント。
そんな苦痛の毎日を共に乗り越えた仲間がいた。それは、高校時代に最強のライバルとして立ちはだかった大塚達宣だった。同じ年に入った大塚がいてくれたことは髙橋にとってすごく大きかったとその存在の大きさについて振り返る。「すごいプレッシャーですし、そこに対しての自信もないですし」と自信がない中コーチに厳しい指摘を受けていたことを語り、「ストレス発散しあってたと言うか、傷のなめあいをしてたっていうのはありましたね」と大塚と支え合っていたことを笑顔で明かした。「すごい達宣さんも褒めてくれましたし、『藍ようやってるよ、あんな中で、プレッシャーもあるのによくやれてるよ』みたいな」と互いに励まし合ったり声をかけあったりすることで苦しい日々を乗り越えていたと語った。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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