髙橋藍は高校時代、勝てない日々が続き自信を失った。そんな状況を打破したのは……『NumberTV』第17話

『NumberTV』第17話
NTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」では、さまざまなジャンルのトップアスリートを招き、彼らの競技人生における「最大の挫折」の真実に迫る『NumberTV』を配信している。その時何を感じ、どう壁を乗り越えたのか。選手本人が当時の写真と向き合いながら、復活までの道のりを明かす本格ドキュメンタリーだ。#17では、バレーボール・髙橋藍選手の挫折と苦悩に迫る。
苦杯をなめる日々が続いたが、キャプテンとなった高校3年生で転機を迎える
高校生の時には、自分よりはるかに能力の高い選手がたくさんいたとして、水町泰杜の名前をあげた髙橋。1年生エースとしてインターハイや春高バレーで優勝するなど結果を残していた水町に勝ちたいという気持ちはあったが力が追いつかなかったことを振り返り、「自信は全然なかったですね」と高校生の頃の気持ちを明かした。練習に明け暮れる日々を過ごしたが、地元のライバル洛南高校の1学年上には大塚達宣を始め、垂水優芽や山本龍などの後の日本代表メンバーが並んでいた。高校2年までは、苦杯をなめる日々が続いたという。
髙橋は「あの時の洛南に勝てるイメージは湧かなかったというか、一番の壁がそこにいるなっていうので。練習はするけど試合で勝てない、勝つことができないっていうのが続いてたので、すごい自信はないですしその先が不安だったっていうのはありましたね」と勝てない日々が続き、不安を抱えていたことを明かした。
しかし、キャプテンとなって迎えた高校ラストイヤーで、現状を変えたい髙橋は積極的にチームに厳しい言葉をかけるようになった。監督に怒られるよりも普段から仲良くしているチームメイトに怒られた方が影響力があると感じたという。その厳しい指導が功をなし、春高バレー京都予選で洛南高校を撃破し念願の全国大会に出場。快進撃を見せたチームは決勝まで上り詰め、髙橋の活躍もあって春高バレー2020で優勝を収めた。
髙橋は当時について「いろんな選手に厳しいことを言っていたりとか、言いたくないようなことも言ってきたので」と自身もチームとしても苦しい状況があったことを振り返り、それを皆で乗り越え結果として出た部分に感極まっていろいろな感情が出てきたと明かした。
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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