パット力向上で今季好調の19歳・菅楓華 “日本一のプロ”に教わった「簡単にできる」練習法とは
プロ2年目・菅楓華が勢いに乗っている。今季は開幕戦から3試合連続で最終日最終組に入り、2位タイ、2位、6位タイと惜しくも初優勝は逃しているが、トップ10を外していないのは全選手中で菅ただ一人。昨年の竹田麗央を彷彿(ほうふつ)とさせる活躍ぶりだ。
プロ1年目の昨季は、主催者推薦で出場したデビュー戦の「Vポイントレディス」で7位タイに入るなど非凡さを見せると、リランキングで中盤以降の出場権を獲得。優勝争いも経験したが、終わってみればメルセデス・ランキングは63位でシード権を逃した。
1年目を振り返ると「3日目、4日目に体力不足を感じたり、ライの悪いところからうまく打てていなかった」とオフは体力強化を目指して5キロの増量に成功。傾斜からでも厚い当たりのショットが打てるようになったと話す。
そして、昨年から大きく変化したのがパッティングだ。昨季は夏場以降、不調に陥ったが、オフの間に平田智パッティングコーチとともにデータ分析を行い、基礎を徹底的に見直した。「真っすぐ構えて、真っすぐ打つこと」に取り組み、大事な場面でパットを決めるシーンが増えている。
菅のパッティング向上に一役買っているのが、男子プロ・清水大成の存在だ。昨季は未勝利ながら賞金ランキング8位。飛距離300ヤード超の飛ばし屋として知られる一方で、歴代1位の平均パット数1.6884をマークした“日本一のパット巧者”でもある。
同じマネジメント事務所に所属する縁で、オフにゴルフをする機会があった。「大成さんのパッティングはすごいです。いつでも強気で、オーバーしても返しは必ず入る。やっぱり(強く)打たないといけないですよね」と“日本一”を肌で感じた。
「どんなことを考えているのかとか、技術的なことも聞きました。それと私が芯に当たらないと悩みを相談すると、いい練習方法も教えてくれました」。その練習法とは、爪楊枝2本とテープでできるシンプルなドリルだ。
フェースの芯を挟むように、2本の爪楊枝をテープで張り付ける。2本の間隔はちょうどボールが当たる幅にする。そして、際にボールを打つと芯に当たれば真っすぐ転がるが、少しでもズレるとボールは爪楊枝に当たって狙ったところよりも右や左に打ち出す。ミスヒットが分かりやすい。これを繰り返せば芯に当たる感覚も体になじんでくる。
「簡単に誰でもできますよね。部屋でもできるのでいい練習になります。最初は全然芯に当たらなくて…」と苦笑いを浮かべたが、いまではしっかり芯に当たるようになった。「日本一の方ですから、とても勉強になりました」。清水に吉報を届けられる日も近そうだ。(文・小高拓)
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