初Vを狙う佐久間朱莉の14本を直撃取材‼ 打感がソフトでコロがる新パターを投入! UTはロフトが見える顔がいい!? FWは高く前に飛ぶ『G440』を即採用
今季こそ悲願のツアー初優勝を達成したい佐久間朱莉。新たに調整されたクラブセッティングについて、本人に直撃取材した。
今季、佐久間はクラブセッティングを一新している。その中でも大きく目を引いたのがパター。2021年モデルのピン『DS72 2021』から、新発売されたピン『スコッツデール DS72』に変更している。どちらもマレット型だが何が違うのか、本人に聞いてみた。
「若干左を向く癖があって、ネックの形を変えて解決しようと考えました。フェースとネックのオフセットが短いモデルの方がいいのではということになって、テストしてこのパターに替えました」。前モデルはシャフトの軸線上より後方にフェースがあったが、現在はほぼシャフト軸線上にフェースがある。この変更によりフェースが左を向きづらくなった。「今は朝練でレーザーなどでアライメントをチェックするようにしています」とも話す。
新パターは打感でも満足の様子だった。「私は打感が弾く感じが好きじゃなくて、少し柔らかい方が好きなんです。それで、なかなか前のモデル(『DS72 2021』)が替えられなかったのですが、今のモデルは好みの打感だったので替えました。それに、スーと伸びる感じで球がコロがる点もいいですね」。
また、新たに入れた3W・5Wは、市場でヒットしている『G440 MAX』を投入。「比較的高さもしっかり出ながら、初速が高く前に飛んでいる感じがしたので、新モデルに替えました」。浅重心のLSTタイプなども試したが、「『MAX』タイプの方がいい高さが出て、スピン量も適正でグリーンを狙える」と、『MAX』タイプをチョイスしたという。
本人が「使う場面が多く大事な番手」と語るユーティリティでも、新モデルの『G440』を新たに採用している。
「前の『G430』も好きで替えたくなかったんですが、前作と比べて高さが出て、球を拾いやすくなりました。アドレスでロフトが若干あるように見えて安心感もあるので、球が上がりやすい。ラフでもしっかり抜ける感覚がありますし、いろいろな場面で活躍します」
ドライバーは新モデルを試打して、『G440 MAX』の感触が良かったようだが、「『G430 MAX 10K』が「良すぎて替えられなかったですね」とのこと。ドライバーは変更なしとなった。
ボールも密かにチェンジしたという佐久間。「今までは『プロV1 レフトダッシュ』を使っていましたが、アプローチで初速が出過ぎていました。ドライバーでスピン量が減った点は良かったのですが……。2025年の『プロV1』は、ドライバーのスピン量が適正で、グリーン周りの距離感も良くて替えました」。
パター、ユーティリティ、フェアウェイウッドと、要となる番手で新モデルを投入した佐久間。悲願のツアー初優勝に向けて、クラブセッティングは満足したものに仕上がっているようだ。
【佐久間朱莉のクラブセッティング】
1W:ピン G430 MAX 10K(9度/レジオフォーミュラ B+ 55 S)
3・5W:ピン G440 MAX(15・19度/レジオフォーミュラ M+ 65 S)
4・5U:ピン G440(23・26度/N.S.PRO プロト)
6I~PW:ピン BLUEPRINT S(N.S.PRO 850GH S)
50・54・58度:ピン S159(N.S.PRO 950GH neo S)
PT: ピン スコッツデール DS72
BALL:タイトリスト プロ V1x
(開幕戦で撮影)
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