JR北海道、地震で用途廃止となったH5系新幹線を教育・訓練用に活用 愛称にアイヌの里の守り神
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JR北海道が所有するH5系新幹線のイメージ、JR東日本のE5系とは車体の帯の色やロゴなど細かな違いがあります(写真:PIXTA) JR北海道は24日、北海道新幹線H5系H2編成(10両)のうち、4~7号車を除く6両を修繕・一部改造した上で、
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JR北海道は24日、北海道新幹線H5系H2編成(10両)のうち、4~7号車を除く6両を修繕・一部改造した上で、2025年4月から教育・訓練用として活用すると発表しました。
H2編成は2022年3月16日の福島県沖地震の影響により脱線し、その後用途廃止になった編成です。
【参考】東北新幹線の全線運転再開に「相当な期間を要する見込み」 JR東日本発表(※2022年3月掲載)
https://tetsudo-ch.com/12257562.html
JR北海道はかねてより活用方法を検討してきたといいますが、今後は函館新幹線総合車両所構内にて、運転士・車掌・検修社員やグループ会社社員の教育・訓練、運転士養成時の現車講習や技能試験などに使用していきます(営業線の走行はできません)。
愛称名は「H296 ふくろう」とされました。その命名理由について、JR北海道は次のように伝えています。
「ふくろう」はアイヌ伝承では里の守り神、ローマ神話では英知の象徴とされ、少しでも幸福が訪れるように縁起の良い、守り神のような存在で知恵や経験を与える森の賢者として活躍するように、との思いで命名しました。
【画像】「H296 ふくろう」編成図

記事提供元:鉄道チャンネル
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