子どものスマホデビュー、中1が最多。親の7割が「依存リスク」を懸念【エリスグッド調べ】
子どもにスマホをいつから持たせるべきなのか、親にとっては悩ましいところ。「いつかは持たせなくては」と分かっていても、スマホ依存やSNSトラブルなど心配事が尽きない。子どもにとって、どのタイミングで持たせるのがベストなのか。総合メディアエリスグッドが行った「子どものスマホデビュー」についてのアンケート結果を見てみよう。
スマホを持たせるタイミングは進学が決め手

株式会社スタークラフトが運営する総合メディアエリスグッドは、2025年2月17日~25日に、10年以内に子どもにスマホを持たせた経験がある300人を対象に「子どものスマホデビュー」についてアンケート調査を行った。
「初めて子どもにスマホを持たせたのはいつですか?」と尋ねると、最も多かったのは「中学1年生」で22.7%、次に多かったのは小学1年生で13.3%だった。進学という分かりやすい節目と、子どもの環境が変わり行動範囲が広がることがきっかけになっているのかもしれない。

「子どもにスマホを持たせるときに、不安がありましたか?」と質問すると、約8割が「不安があった」と答えた。数ある不安要素の中でも、「スマホ依存」がダントツの1位で全体の72%。続いて「有料サイト・アプリへの課金」が全体の49.67%、「視力の低下」が全体の49.67%だった。
具体的な意見としては、「睡眠時間や勉強時間などがルーズになるのではないか」「生活リズムを崩さず自己管理できるか心配」「ゲームアプリに課金して高額な請求が来ないか」「授業や宿題もパソコンやタブレットなので一日中目を酷使する」という声が挙がった。
スマホデビューのその後、持たせて良かったが過半数

「スマホを持たせて良かったですか?」との問いには、66%の親が「良かった」と回答。スマホデビューに不安を抱きつつも、半数以上の人は後悔をしていないようだ。一方、「どちらともいえない」という回答が3割あり、一概に良し悪しの判断が付かないという意見を持つ人も一定数いることが判明した。
子どもの成長過程において、スマホがどのような影響を与えるのかは未知数なため、今は「どちらか分からない」という気持ちがあるのかもしれない。

機種については、iPhone よりも比較的安価なAndroidが1位に。スマホを1台購入すれば、それなりに家計を圧迫する。親や兄・姉のおさがりを渡すケースも見られ、各家庭さまざまな工夫をしているようだ。
依存やSNSトラブル、身体への影響などマイナス要素ばかり思い浮かぶスマホだが、緊急時に連絡が取れたり、家族間のコミュニケーションが円滑になったり、自分で調べものができ、知的好奇心を満たすことができたりとメリットも多い。
スマホを持たせる際には、使い方のルールを決める、フィルタリング機能などで利用時間や閲覧サイトを親が管理するなどの対策が必要だ。子どものスマホデビューを検討している人は、ぜひ参考にしてほしい。
出典:【株式会社スタークラフト】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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