「最近、漢字が出てこない…」スマホ世代が悩む“手書き離れ”のリアル
最近手書きで誰かに手紙を書いたことはあるだろうか。デジタル化が進んでいる昨今、日常の予定やちょっとしたメモなどもスマホで管理している人が多いだろう。クロス・マーケティングは2025年6月6日~6月8日、全国の20歳~69歳の男女1,100人に「手書きに関する調査(2025年)」を実施。どういった場面で手書きをする機会があるのか、またデジタル化が進む中で見えてきた主な悩みを紹介しよう。

手書きをする場面「ちょっとしたメモや備忘録を書く」が50代以上で多い傾向に

紙に手書きをすることがある人は全体の79.4%になるが、どういった場面で手書きをしているのだろうか。最も多かったのが「日常のちょっとしたメモ、備忘録を書く」で43.4%だった。次いで「手帳やカレンダーに予定を書く」が42.8%、「電話しながらメモをとる」が39.4%、「仕事や会議でメモをとる」が33.6%という結果に。いずれも50代・60代と年代が上がるにつれ、手書きの場面が増えるようだ。
一方、20代~40代の約20%が「手書きをすることはほとんどない」という実態も判明。デジタル化が進み、スマホ1台で多くのことが完結する時代となった。必ず持ち歩くスマホにメモを書き込めば、すぐ見返すこともでき便利ではある。ただし使い勝手のいい半面、悩みもあるようだ。
手書きについて思うこと「漢字を思い出せない」がどの年代でも1位

手書きについて思うことを尋ねると(複数回答可)、「最近、漢字を思い出せないことが増えた」と回答した割合が48.5%と、どの年代においても最も多かった。続いて「自分の字が下手になったと感じる」が32.2%、「きれいな字が書ける人を見るとうらやましい」が24.1%、「デジタル化が進んでも手書きの文化は残ってほしい」が16.9%という結果に。日ごろ漢字を書く場面が減ったことにより、とっさに思い出せない人が増えているようだ。
年賀状や手紙の宛名、ご祝儀袋や香典袋の表書き、仕事上の正式な書類、ホワイトボードへの板書など、思い返せば手書きのシーンは度々ある。中には「手書きのメッセージが添えられていると嬉しい」といったコメントが寄せられており、手書きの温かみに魅力を感じる人も少なくない。今はおしゃれな文房具も多彩にあるので、手書きのための道具選びを楽しみながら、あえて“手書き”を日常に取り入れてみてもいいのかもしれない。
出典:【株式会社クロス・マーケティング】
※サムネイル画像(Image:「photoAC」より)
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。