マキロイがついに!『Qi35』ドライバーに挿したのは『24ベンタスブラック』
<アーノルド・パーマー招待 初日◇6日◇アーノルド・パーマーズ ベイヒルC&L(フロリダ州)◇7466ヤード・パー72>
シグネチャー大会となる「アーノルド・パーマー招待」の初日が終了し、首位は「67」をマークしたウィンダム・クラーク(米国)。今大会からバッグの上4本を刷新した、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は、6バーディ・4ボギーの2アンダー・6位タイとまずまずのスタートを切った。契約する米国テーラーメイドが、マキロイのクラブ変更についてこう報告する。
■Qi35ドライバーは24ベンタスブラックに
「ローリーはベイヒルに到着する前に、今週バッグに4つの変更を加えました。変更内容は『Qi35』(9.0°)ドライバー、『Qi35』(15.0°)3W、『Qi35』(18.0°)5W、『P·770』の3I(50°ウェッジを変更)です。水曜日の会見で、ローリーはペブルビーチでの優勝前に『TP5』ボールに切り替えたことがこれらの変化の原因だと言及。
彼の新しい『Qi35』ドライバーは指示通り回転し、柔らかくコントロールされたボールの飛行を実現するように設定されています。ベイヒルまでの数週間のフィッティングで、ローリーは『Qi35』のTASウェイトの様々な構成をテストしました。ベイヒルでの彼のセットアップは、スピードを失わずに最大限の寛容性を得るためにヘッドの後ろにウェイトを配置しています」(同社ツアー広報)
また、前戦まで長く使用した『Qi10』はフジクラ『ベンタスブラック』(6X)だったが、『Qi35』では『24ベンタスブラック』(6X)に移行。同社に聞くと、『Qi35』シリーズとの相性が良いという噂が米国で広がっていると話す。
「マキロイ選手は『24ベンタスブラック』に替えても同じ1インチチップカットで使うようです。他の選手にも『24ベンタス』シリーズの利用がかなり広がっていることも背景にあるのか、フリートウッド選手が『Qi35』に『24ベンタスレッド』、ネリー・コルダ選手も『Qi35』と『24ベンタスレッド』でテスト中で、直近でジェイソン・デイ選手も『Qi35』と『24ベンタスレッド』をテストしています」(フジクラ・飯田浩治氏)
■Qi35スプーンはキャリー300ydを実現!
米国テーラーメイドによると、フェアウェイウッドに関しても調整を施しており「Qi35の3Wはキャリー300ヤードの飛距離を実現したクラブで、ローリーが求めていたギャップを埋めてくれました」と、マキロイのコメントを明かす。
「しばらくの間、空中を300ヤードキャリーできるクラブを探していたんだ。僕たちが行くゴルフ場は、310ヤードや320ヤード地点でピンチを迎えるコースが多くて(仕方なく)僕は3Wで打つ。ドライバーは狭くて打てないけど、3Wなら(キャリー)285とか290で打てるのに、より短い距離の選手は(トータルで)300とか310のドライバーを打つんだ。ある意味、不利だったような気がする」(マキロイ)
その飛ぶ3Wに対して、5Wは4Wに近いスペックになっており、280ヤードの距離を打てる計算になる。また、その下にも加えた3Iについて、マキロイの意図はこうだ。
「僕は、飛距離が 260 ヤードのクラブ(3I)、280 ヤードのクラブ(5W)、300 ヤードのクラブ(3W)、そしてドライバーを持っていて、これが(Qi35)ドライバーを使うことにした理由なんだ。ティショットの選択肢が増えるからね。特に、ウェッジを使ってスリークォーターショットを打つのがとても快適だから、バッグの上の方に選択肢があるのはいいことだよ」(マキロイ)
【マキロイのQi35ドライバースペック】
・TASウェイト 前3g、後13g
・FCT設定 1低め
・24ベンタスブラック6X先詰め1インチ
・スイングウェイトD5
・MCCブラック/ホワイト60R
・下巻きテープ2重
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