PGAツアー・モナハン会長、ホワイトハウスでの会談は「統合に大きなステップ」
今季シグネチャー・イベントの4戦目となる「アーノルド・パーマー招待」の開幕2日前、会場のベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)にPGAツアーのジェイ・モナハン会長が登場。メディアの囲み取材に応じた。
重要課題となったのはやはりLIVゴルフを全面支援するサウジアラビアの政府系ファウンド、PIFとの統合問題で、2月にはホワイトハウスを2度訪れトランプ大統領を交えて統合に向けての話し合いが行われた。
その後一部のメディアでは「話し合いはPGAツアーが望んだ方向には進んでいない」との報道もあったが、モナハン会長は完全否定。「アルルマヤン会長、トランプ大統領と私の3人はゴルフというゲームを統一しようとする複雑な議論の最中にあると。統合に自信ではなくて、もうゴールのレベルだ。会議は大きなステップだった。とても前向きに捉えている」とした。
次週はPGAツアーのフラッグシップ大会の「ザ・プレーヤーズ選手権」が、PGAツアーのお膝元、TPCソーグラスで開催される。火曜日には例年モナハン会長の公式会見が行われるため、「統合合意の発表」と期待する声もあったが、「そうなるとは思わない」と否定した。
PGAツアーのファン調査では、70%が再統一に好意的であり、32%がサウジアラビアの公共投資ファンドからの投資に好意的であるという。しかしながら「PGAツアーの選手はLIVゴルフの選手がPGAツアーに戻ってくることに賛成なわけではない」とした。
「統合はすべての人がハッピーになるわけではないが、長期的にゴルフというゲームに大きな意味を持つことにしたい」と話した。現時点では3度目のホワイトハウス会談は予定されていない。(文・武川玲子=米国在住)
<ゴルフ情報ALBA Net>
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