“ダイキンカラー”に“大人のエルメスコーデ”も…　女子プロゴルファーたちに開幕戦ドレスのポイントを聞いてみた

＜ダイキンオーキッドレディス　事前情報◇4日◇琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）◇6610ヤード・パー72＞

今季の国内女子ゴルフツアー開幕戦が、6日（木）にスタートする。4日（火）にはプロアマ前夜祭が行われ、そこで華やかなシーズン初戦を彩るにふさわしいドレス姿を選手たちが披露した。

大会を主催するダイキン工業所属の新垣比菜は、“ダイキンカラー”の青を基調にしたワンピース姿で登場。ポイントには、スカートの「波打っているヒダヒダ」を挙げる。コーディネートのテーマもずばり「さわやか」だ。アマチュア時代から数えて、今回が13回目の大会出場。2019年には2位にもなっているが、ここ3年間は予選落ちが続いている。昨シーズンは復活優勝も遂げているだけに、“恩返し”となる勝利を目指していく。

21年大会覇者の小祝さくらは、珍しい装いで登場。「あまり着ない上下スーツのセットアップ」が、目を奪った。白がベースとあってシンプルながら、大人っぽい雰囲気に本人も笑顔を浮かべる。年間女王候補大本命のひとりは、2度目の大会制覇でスタートダッシュとなるか。

今年から米国女子ツアーを主戦場に移した岩井姉妹も出席。前年覇者の岩井千怜は、白のシャツが印象的なスタイルで登場した。「楽に着られるものを。タイに好きな店があって、そこで買ってきました」というお気に入りファッションに身を包んだ。一方、姉の明愛はウェア契約を結ぶマスターバニーのセットアップスーツ。「マスターバニーさんは、パーティ用の服もあるので助かります」と、PRもバッチリだ。

この他にも、個性豊かなファッションが会場に咲きほこった。ツアー初優勝を狙う脇元華は、「南国っぽく」と黒色のノースリーブドレスで登場。河本結はゴージャスな黄色のドレス姿で、テーマを聞くと「沖縄の春！…知らんけど」と明るく答えが返ってくる。靴も黄色で統一し、まさに春らしいコーディネートだった。

大人の装いで登場したのは、青木瀬令奈。お気に入りポイントには、「ハワイで買ってきたカバンと靴」を挙げる。よーく見ると、その2つには『HERMES』の刻印が。「あまり、こういうバッグは出てこないのでお気に入りです」と、満面の笑みを浮かべていた。

いよいよ明日から長いシーズンが始まる。パーティドレスから“戦闘服”ともいえるゴルフウェア姿に戻った選手たちの、熱戦に注目していきたい。