“クラブ契約フリー”原英莉花の今季初戦セッティング キャロウェイに統一「強い球とスピン量が欲しい」
<セントラル・フロリダ選手権 事前情報◇27日◇ウィンターヘイブンCC(米フロリダ州)◇6572ヤード・パー72>
原英莉花が米女子下部のエプソン・ツアー開幕戦で今季初戦を迎える。2022年からクラブ契約フリーになり、今週のバッグを覗いてみても、昨年末と変化があることが分かる。
セッティングのテーマとして重視したのは「チーピンと左のミスがイヤ。それはヘッドだけじゃなくて、シャフト、そして自分の(スイング)プレーンも絶対あったけれど…」ということ。飛ばしたい気持ちからロフトを立たせるとスピン量が減り、球がドロップしてしまうことも気にするポイントで、「強い球だけど、いいスピン量が欲しい」というのがひとつの選考基準だ。
韓国のフィッターにお願いをしながら、日本である程度の調整を行った。そして合宿を行ったサンディエゴに3セットほど持ち込み、練習ラウンドなどでシャフトの微調整などを日々、行っている。
昨年はドライバーからウッド、アイアンがタイトリストに統一されていたが、今季初戦はキャロウェイ一色になった。ドライバーと3番、5番ウッドは「当たり負けしないというか、いい姿で飛んでくれると感じた」と、キャロウェイの最新モデル『エリート◆◆◆』。シャフトはすべて藤倉コンポジットのベンタスブルーになっている。
アイアンは『Xフォージド プロトタイプ』の2種類をコンボ。長年愛用しているミズノ製も持ち込んではいるが、ウェッジ3本体制を崩さないためには「飛距離がもう少し欲しいので調整したい」としている。
パターは3本をバックに入れていたが、最終的にトゥーロンの最新モデル『アルカトラズ ミニ プロトタイプ』を選ぶことになりそうだ。ロングネックのエースパターがあるのだが、飛行機で転戦すると、ネックの部分がズレてしまうのが懸念点だった。「いろいろ試しました。もともとオデッセイから出ていたトゥーロンモデルの削り出しが好きだったので、削り出しはすごくいいですね」と好感触を口にした。
ボールは昨年までブリヂストンと契約し『ツアーB X』を使用してきたが、キャロウェイの『クロムツアー』で練習ラウンドを行っていた。とはいえ、「真っ白じゃなくてパールホワイトが好きなんです。構えたときに少しアバウトに見えた方がいいけれど、でもいい感じ」と投入予定。まだ悩んでいるという段階ではあるが、クラブがキャロウェイに統一され、エプソン・ツアーの公式練習ボールもキャロウェイであることを踏まえると、自然な流れなのかもしれない。(文・笠井あかり)
【原英莉花の2025年初戦セッティング】
1W:キャロウェイ エリート◆◆◆(8.5°/藤倉コンポジットベンタスブルー5S)
3W:キャロウェイ エリート◆◆◆(15°/藤倉コンポジットベンタスブルー6S)
5W:キャロウェイ エリート◆◆◆(18°/藤倉コンポジットベンタスブルー7S)
4UT:キャロウェイ APEX UW(21°/藤倉コンポジットベンタスブルー7S)
5~7I:キャロウェイ Xフォージド プロトタイプ(USTマミヤ ATTASS FF 95)
8I~PW:キャロウェイ Xフォージド プロトタイプ(USTマミヤ ATTASS FF 95)
50,56,58°:キャロウェイ オーパス(USTマミヤ ATTASS FF 95)
PT:トゥーロン アルカトラズ ミニ プロトタイプ
BALL:キャロウェイ クロムツアー
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